そのままのあなたで十分すばらしい

私が病棟で子どもたちと関わる時に
心がけていることがあります

私はあなたの味方だよ
無理しなくてもそのままのあなたを出して大丈夫だよ

と感じてもらえるようにすることです

最近、自分の看護観について
普段の仕事を振り返っていて
気づいたことです

言葉にできていなかっただけで
自分の中にそういう思いはずっとあったんですね

私自身、以前は
今のままの私じゃまだまだダメだ
変わらなきゃ、できるようにならなきゃ
そうじゃないと受け入れてもらえない
と思いがちでした

向上心があるのはいいことだと思いますが
自己否定感も強くて、常にネガティブ。

目標を立てて、計画を立てるものの
中々行動できないのでそう簡単に変われることもなく
落ち込んで自己否定のスパイラル......

そんな私がある人との出会いで一気に
自分自身を肯定できるようになった話をしたいと思います

自己否定感の強かった子ども時代

思春期あるあるだと思いますが
中学生になった私は
クラスに馴染めませんでした

同級生が大人に見えて
ついていけなかった記憶があります

学校を休むほどではなかったけれど
ここから私の自己否定感は始まったと思っています

また
私の家庭はちょっと変わっていました

・何かをしたいと言えば応援してくれる
・学費など金銭的なところも出してくれる
・勉強しなさいとは言わないが成績が良くても褒められもしない

そんな両親のおかげで
勉強はそれなりに得意だった私は大学に行き
看護師になりたいという目標を叶えられました

ただ
私は苦手なことも多かったんです

・朝は起きれない(朝補習は遅刻常習犯)
・時間をなぜか守れない
・片付けできない

などなど.....

勉強は得意だったけど
それで認めてもらえる家ではなかった上に
時間を守ることや整理整頓にうるさい家だったので
ものすごくうるさく言われていました

そこがうちの優先事項だっただけだと
今なら分かりますが
当時の私は
それができない私はダメなんだと思ってました

学校にそういう話をできる友人もいません(笑)

親は自分の考えが絶対!の人だったので
私は思っていることもほとんど人に話せないまま育ったんだと思います


親から離れたら少し楽になったけど、、

一人暮らしをして
身の回りのことを自分でできるようになりたい!
自立したい!
という思いで、県外の大学に進学し
一人暮らしを始めました

今思えば、親から離れられたことと
新しい友人たちとの出会いで、
それまでの様々な固定観念を覆せたのは大きかったです

とはいえ
一人暮らしは自由なもので
・料理は苦手なのでほぼ外食
・家も雑然としている(親が来ると掃除をしてくれるw)
・朝が苦手も変わらない(大学もよく遅刻してました)

そんな感じでした

それでも、自分のやりたいように、
無理せずに暮らせる環境はありがたかったですね


夫と出会って変わったこと


20代半ばになって、
同級生の結婚式ラッシュになりました

私も結婚を意識はしていましたが

結婚=夫や夫家族に合わせないといけない
   自由がなくなる
   料理も片付け掃除もしないといけない

といったイメージです

看護師という仕事柄、共働きのつもりだったので
結婚相手には
一人暮らし経験者だったら
家事とかしてくれるかな〜とか考えてました

そんな中出会ったのが、現在の夫です

結論からいうと、
・一人暮らし経験者
・部屋はゴミ屋敷だったらしい(掃除はできない人)
・料理はできるけど趣味

そんな夫でしたが
私のセルフイメージを覆してくれるという特技があったのです!


・私が家事をしたくないと話す

(これまで)
家事はして当たり前だと言われてたし、そう思っていた

(夫の場合)
料理は夫が作ってくれるか、外食を提案してくれる。
もし私が作ればベタ褒めw
片付け掃除は夫は苦手なのでしないけど
私が何かしてたら、すごーい、えらーい!と言ってくれベタ褒めw

(現在)
片付け掃除は私がするようになりました
(褒めてもらえるので悪い気はしない)
家事レベルは変わらないので親が来たときにはディスられますが、私たちはこれでいいと思えています


・休日にゴロゴロして1日が終わる

(これまで)
片付けしなきゃ、あれしなきゃ、これしなきゃだったのに、できなかった

(夫の場合)
のんびりしていいんだよ〜
もしくは、一緒にのんびりしよう〜

(現在)
今日は疲れてるから休む日だ!と決められるようになった



・仕事に行きたくない気分だけど行く

(これまで)
当たり前のこと

(夫の場合)
朝起きてえらーい!
仕事行ってえらーい!
今日も一日おつかれさまなどいってくれる

(現在)
行きたくない日は褒められることをモチベーションに起こしてもらうことがある


・自分の思ってることを話す

(これまで)
親の考えと違えば否定される、
当たり前だろうなど言われる

(夫の場合)
考え方が違ってもただただ聞いてくれる。

(現在)
話を聞いてもらって勇気をもらう。
違った場合は夫の方が我慢しがちだから
私から聞くようにしている



いい文化を順おくりしていきたい

★自分にとっては当たり前でも
目の前の人にとってはとても頑張ったことかもしれない

★結局しないといけないのは同じでも
したくない気持ちを受け入れてくれるだけで楽になる

★人がなにか話してくれたときは
言いたいことがあってもひとまず置いて
相手の気持ちを受け止めること(受け入れるかは別)


身をもってこれらを経験しました

そして
家事が苦手でもいい
片付けや掃除が苦手でもいい
そのままの私でいてもいい
無理して変わらろうとしなくてもいいのだと
思えるようになりました


これは夫の話だから
惚気に聞こえるかもしれないけど
実は
中学時代にお世話になっていた方も
同じように私の話を聞いてくれました

その方とは週2回会う程度だったけど
確かに私の心の支えで
そんな存在になりたいなと思って今の仕事をしています


その点
夫とは毎日関わるから
その効果はテキメンw


夫から教えてもらったいい文化を
次は私も伝えていきたいです


夫にもここに書いたような話をして
夫の育った環境とか
どう考えてるのか聞いたりもしたので
いつか書けたら書きますね


最後まで読んでいただいてありがとうございました

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