補助金とつなぎ融資(認定支援機関どこに頼みますか?)
こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
昨今、事業再構築補助金を中心とした補助金制度がとても充実しています。
しかしながら、補助金が採択となったからといって、手放しで喜んではいられません。
補助金のお金は、後払いだからです。
これを踏まえて、補助金申請時の注意点や認定支援機関の選び方についてお話ししていきたいと思います。
この記事を見てくれている皆さまも、各種補助金の申請を検討されたことがあるかもしれません。
わたし自身も、ご相談を受けることがあります。
補助金の申請にあたってよく聞く話しで、中小企業診断士などにすべて文章を書かせて、採択された時点で成功報酬が発生する、というものです。
私の場合、こういった丸投げの仕事はお受けしません。
あくまで、ご自身で計画の策定や文章の作成をお願いし、その後のブラッシュアップのお手伝いをしております。
理由としては、補助金の審査をする側にとって、外部コンサルが作った文章と、社長や経営陣などが頑張って考えた文章の差は一目瞭然だからです。
また、事業計画の再確認、問題点、課題などの洗い出しのためにも、ぜひとも関わって頂きたいというのが私の気持ちです。
特に、私が注視する点は売上や利益計画の部分です。(元銀行員なので)
さて、補助金3,000万円の採択がされたとします。
「よし!補助金が入ってきたら事業開始するぞー!」というわけにはいきません。
補助金というのは、申請内容どおりに設備やサービスの支払いを先に済ませ、検収を行なってからでないと入金をしてくれません。
資金の先払いが必要なのです。
概ね、支払いから5~6ヶ月後というイメージでしょうか。
「え!計画は組んでOKはもらったけど、そんなに資金ないよ。」
「コンサルの人からは、計画がOKになってから銀行に融資相談にいきましょうと言われたんだけど。」
というようなお話は何度も聞いたことがあります。
そもそもなのですが・・
私が事業再構築補助金やものづくり補助金などの相談を受けた際には、資料作成を中小企業診断士に依頼することはあっても、認定支援機関は銀行に受けてもらいます。(主にメインバンク)
理由としては、補助金が入金されるまでのつなぎ融資ありきの企業であれば、はじめから銀行に相談をする方が圧倒的にスムーズだからです。
認定支援機関となる銀行にとっての、補助金申請の許可を出すポイントは、何といってもつなぎ融資ができるかできないのかというところです。
認定支援機関として支援をする(申請を許可する)ということは、すなわち
つなぎ融資をつけられることが前提になります。
スムーズな補助金利用を検討であれば、銀行を有効に活用しましょう。
ただし、銀行員も補助金についてちゃんと理解ができている人は一部に限られます。
ですのでこちらがしっかり仕組みを理解した上で進めることが肝要です。
銀行によっては本部に専門部署があることもありますので、問い合わせてみましょう。
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