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公庫・保証協会融資枠増加!融資枠が変わっても変わらない審査方法について

こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。

公庫や保証協会の融資枠が増加するというニュースを受けて、経営者から「当社はより多くの融資を受けられるのではないか」と連絡をもらうことがあります。

今回は、こちらのニュースについてお話ししたいと思います。

融資にお悩みの方は、弊社にご相談ください。
(※氏名・社名・業種・Facebook URL・メールアドレスなどを添えてお問い合わせください)


より多くの融資を受けられる?

より多くの融資を受けられる?

結論としては、より多くの融資を受けることは可能です。
ただし、「お客様の業績と返済原資があれば」ということになります。
返済原資とは、一般的には「税引き後利益+減価償却」です。

「既存借入の年間返済額+新規借り入れの年間返済額」が上記の返済原資を上回っていれば、返済ができる見込みがあると判断されます。
この段階で、まずは第一ステージクリアです。

その他には、財務や経営状態などを総合的に調査し、融資の可否を判断することになります。

融資を受けられる返済原資を有しているか

融資を受けられる返済原資を有しているか

大事なことは、今の経営状態が追加融資を受けるに足る状況なのかどうかです。状況が整っていれば、増枠をした融資制度を利用して追加融資を受けることができるかもしれません。

しかし、そもそも増枠した融資制度は創業融資など、一部の制度融資です。その他の融資制度を利用した場合、例えば保証付きであれば一般枠8,000万円まで融資を受けられます。
結論、創業枠が広がったことによる影響は、ほとんどありません。

融資を受けるために大切なこと

融資を受けるために大切なこと

追加融資を受けたいと思っていても、状況が整っていなければ審査に通ることはできません。
ここでは、追加融資における重要ポイントを紹介します。

融資を受けられる状態を常に準備する

これが最も重要なことです。
例えば、直近で融資を一杯まで借り切ったとします。そうすると、大抵半年から1年間は次の融資を受けにくくなります。

「新規の銀行を増やしたい(与信を増やしたい)」と社長が考えているのであれば、公庫や保証協会の枠を1,000万円でも空けておくことです。

公庫や保証協会の枠はセーフティーネット

公庫や保証協会の枠は、有事の際のセーフティーネットです。
社長だけではなく、銀行もセーフティーネットとして捉えています。

枠が一杯の状態でプロパー融資を出した場合、企業にもしものことがあった際には、融資金満額貸し倒れになるリスクを負うことになるのです。
その可能性がある企業に対し、プロパー融資の提案はまずありません。
だからこそ、新規調達のタイミングにおいては空枠を意識しましょう。

迷った際はまず弊社に相談を

迷った際はまず弊社に相談を

目先のその保証付きの融資提案を受けるべきかどうか、ご判断が付かない場合もまずはご相談ください。
私たちであれば、皆さんの疑問や不安に回答できます。

相談に関する質問については、以下の記事でお答えしています。
ぜひ、気軽にお問い合わせください。

お問い合わせは、DMもしくは問い合わせフォームからお願い致します。

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主に銀行融資関係(資金調達)のコンサルを行っています。

資金調達が出来た際の成功報酬は基本的に頂いておりません
理由としては・・・
・1度融資を利用する企業は、その後、2回目、3回目と利用があります。
・長いお付き合いをすることで、お互いの信頼関係を築くと共に、今後の資金繰りについて責任を果たすためです。
ですので、契約先とは最低でも毎月1回は定例でコミュニケーションを取らせて頂き、その都度、資金調達のタイミングや事業方針などについても議論をしております。

社長の望む調達金額を受けられる決算書の作成を得意とします。

銀行融資にはいくつかポイントがあります。
粉飾などによらず、目指す決算書にたどり着くよう、決算月の約半年前からすり合わせを行います。
このすり合わせとは、紙面による数字との睨み合いに留まりません。企業における営業活動など、包括的に関わっております。
これは、税理士や一般的なコンサルタントでは分からない分野です。

お客様によりますが、御社での私の名刺を作ってもらい、銀行対応全般をお任せ頂いております。
銀行対応において、代表者や責任者の方にご同席頂くのは、基本的に初面談時と契約時のみです。
融資実行までの中間の交渉は、全て私がお引き受けします。
(金融機関や個別対応でお受けできない場合もあります。)
CFO的な立ち位置で長きに渡りお役に立てればと思います。
創業融資のお問い合わせも多く頂いております。(R3年実績30社程度)

創業計画書の書き方にお悩みではないでしょうか?
大口の資金調達のコーディネートも行います。
これから事業が大きく成長する中で、どのように銀行と付き合おっていくべきかお悩みではないでしょうか?
収益物件購入、不動産業者、保険営業マンからのご相談もあります。

ご自身では分からない銀行のこと、たくさんあります。
銀行内には独自のルールや文化が満ちあふれています。

現在、お付き合いを頂いている企業は東京が主ですが、リモート対応も可能です。場合によっては出張も致します。

事業を頑張る経営者の皆さまのお役に立てる記事をこれから書いていきたいと思っております。
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