じぇねぎゃぷ。

介護サービスにおいて、しばしば「個別ケア」が強調される。

利用者全員に一律均等のサービスを提供するのではなくて、ひとりひとりの状況、状態にマッチしたサービスを目指そうという、考え方だ。

「ひとりひとりに合わせたケアを考えていたら時間がいくらあっても足りない」という感想がある。確かに時間をかけて取り組まなくてはいけないような内容もあるが、そればかりではない。

その方の状況、状態に適した個別ケアを実践していき効果が実れば、その方の症状が緩和されて、結果として、むしろサービスする時間に余裕が出てくる、ということもある。

均等なサービスと、個別のサービス。

それぞれの良し悪しや、効果を見込んでバランスよく取り組めたら良いと思う。

大事なことは「やりっぱなし」にせず、効果の程を「評価し」て、更新することだ。

以上は、自分ひとりがどう動くべきか、ということの参考にしているし、同時にチーム全体がどうケアを行っていくべきか、と考えるときのヒントになっている。

「個別ケア?無理無理!」という人も、そのアイディアが「良さげ」であることは理解しているとは思うのだ。 

・・・と、ようよう語ってみたけれど。

実際、どちらの現場でも「全体を整えつつ、個人を見」というバランスを日々こなしていると思う。ときには、ややバランスが崩れることがあるかもしれないが、基本的にはその意識で頑張っている。運営している。はず。

さて。ここからが記事の本題です。

現在80、90歳代の介護サービスご利用者の方々は、80年前の戦争ただなかの時期に幼少年期を過ごされている。「共益の為に」と、ことさらに我慢を強いられた世代だったのでは。反動で「わがまま」になった方もいるかもしれないが、基本的には協調的な傾向があるのではないか。

ふりかえるに、現在の一般的な施設介護サービスである「いっせいに食事、いっせいに入浴、いっせいに就寝」というスタイルは、あるていど、利用者様の協調性に支えられている、と言えるのかもしれない。

いっぽう、戦後以降の世代(70代から下)は、団塊の世代のように周囲との激しい競争にさらされるなかで「自己アピール」を求められてきた世代ではなかったか。そして個人主義化の傾向は、時代が進むにつれて強まっていく。

とすると、介護サービス利用者の「客層」もまた、必ずや変化していく。

サービス提供の仕方にも変化が求められていく。

「需要は尽きないから」といって、利用者の変化をスルーし続けてしまうと、その後のバックアップは大変なことになると思う。

以前にも書いたが、

「いま」が忙しさ、大変さのピークではないのだろうな、と私は予想している。

だとすると、忙しいように思えても、大変なように思えても。

いまできる準備を整えていかなければならない、と思う。

いやぁ、、やっぱり大変だー。

コロナもぜんぜん収束する気配が無い上に、感染症流行のシーズン。

ピリピリと警戒し続けてきて現場も疲れはたまっている。現場職員から見た感想だ。

管理者陣も「たのむー、うちは出ないでくれー。みんなーきをつけてー。だけどあんま強く言うとあれだし。っていうか、やめないで〜」と疲弊している。

そうだ。

利用者層に変化があるとすれば、

介護者層にも変化あり。

「最近の若い者は・・・」って。

エジプトのどっかの洞窟に、おなじように古代文字で落書きされてたらしいです。

ジェネレーションギャップは、いつの時代も課題らしい。笑

どうにか互いに上手に休憩をとりながら。

コミュニケーションをとりながら。

やっていきたいです。

介護現場。年末年始、関係なし。

自分もそうだけど。笑

ほんとお疲れ様ですっ! 風邪ひかないでね〜っ!

私は「自分のすることで利用者の。そして一緒に働く仲間の『笑顔』が見たいから」というモチベーションで働いています。
怖い顔、つらい顔、怒っている顔を見続けるのはしんどいのです。

読んでくださり、ありがとうございました!

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