ダウは反落も、アップルとテスラが牽引し、ナスダックはザラバ・引値ベースで最高値更新!

週末、中国政府は AI 技術など技術輸出の規制強化を発表し、ティックトック(中国の短編動画投稿アプリ)の米国事業売却で中国当局の承認が必要になると伝わる。10 年債利回りは 0.73%台で推移する一方、為替市場では 1 ドル 105 円台後半まで円安ドル高が進行。WTI 原油先物価格は 43 ドル台前半で小動き。米国市場はまちまちで取引を開始。寄付き直後、ダウが-60 ドル、ナスダックが+30 ポイント程度。ティックトックの米国事業売却交渉への不透明感から、共同買収計画を表明していたマイクロソフトとウォルマートが 揃って下落しダウの重石に。

一方、株式分割後の取引初日となったアップルとテスラが買われ、ナスダックはザラバベースでの 最高値を更新。その後、本日新たにダウ構成銘柄に組み入れられたセールスフォース・ドットコム (クラウドサービス )、アムジェン(バイオ)、ハネウェルインターナショナル(資本財)が下げ幅を広げる。また、10 年債利回りが 0.71%台まで低下し金融株が売られ、ダウの下げ幅は200 ドルを超える。10 時半、ダウが-190 ドル、ナスダックが+50 ポイント程度。同時刻、8 月のダラス連銀製造業活動指数は 8.0(予:0.0)。午後に入っても、ナスダック優位の展開が続く。前述のアップルとテスラが騰勢を強め、両
社株がザラバベースでの上場来高値を更新。また、米当局からドローン配送サービス「プライム・エア」の認可を取得したアマゾン・ドット・コムへの買いも強まる。13 時半前にナスダックの上げ幅は+100 ポイントを超え、14 時前に S&P500 もザラバベースでの最高値を更新。14 時半、ダウが-225 ドル、ナスダックが+115 ポイント程度。

その他個別では、CPU 市場シェア獲得に対する楽観的な見方が報じられた AMD(半導体)が急騰。週内に決算発表を控えるドキュサイン(電子署名)が上昇。引けにかけても 、アップルとテスラがナスダック の上昇を牽引する構図が続き、結局ダウは28,430.05(-223.82)ドル、ナスダックは 11,775.46(+79.83)ポイントで取引を終了。ナスダックは引値ベースの最高値を更新。出来高は概算で NYSE が 44.0 億株、ナスダックが 38.4 億株。

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