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キューバの話(4)

旅を通して自分の価値観がぶっ壊れることがある。

特に1人で旅行してたらそうなる、と私は思っている。
1人だけで過ごすから、体験すること全てが自分のもの。
常に感覚が外にも内にも向いてる状態。
いや、どちらかと言うと外で起こることを全細胞で受け止めることに必死かもしれない。
そう、圧倒されっぱなし。
内に向くのは少し時間が経ってから。

5日間のキューバ滞在を通して、ぶっ壊れた私の価値観。
一言でまとめられないからつらつら書いちゃう。

なんか…普段過ごしてて、こうじゃなきゃいけないみたいなのが無いのが新鮮だった。
対岸に知り合いを見つけたらめちゃくちゃ嬉しそうに呼ぶの。
お互いでっっかい声でそのまま会話してて。
私なら周りの迷惑とか考えてしまう。
それに人前で大声を出すのは恥ずかしい。
でも彼らにとってはそうではなくて。
彼らにとっては、今、友達に出会えた嬉しさを表現しないのが勿体ないらしくて…
ああ泣きそうだ。

縛られているものは無いはずなのに、自由なのに。
一体私は何に縛られて生きてきたんだ????

「今を生きる」っていうやつがなかなか出来ない。
それは私が過ごしている環境が原因かもしれないし、私のマインドが原因かもしれない。
今日を生きてても明日のことを考えてるし、将来のことも考えなきゃならない。時間に追われている感覚。追われていない時はこちらから追ってしまう。
こんな人はとても多いんじゃないかと思う。
なんの根拠もないけど、特にここ、日本には。

どちらがいいとか悪いとかではない。

ハバナで見た人たちは、
「今会えた」「今好き」「今楽しい」
こうした感覚が何よりも1番最初に表現にされていた。
こんなハピネスを全面に出した表現の仕方があるんだ!と目からウロコだった。
本当にラブ…

OK!
明日のことはもう置いとこ!

今日はリラックスして生きようぜ✌