【薬局看板デザイン】デザインなんてしたことない!薬剤師の挑戦
こんにちは!
薬局看板デザイン製作を素人なのに経験してしまった、アロマを暮らしの片隅に置く薬剤師 こと 元調剤薬局マネージャー ”あき” と申します。
現在、わたしは、病院含め6社の転職キャリアをもつ調剤薬局薬剤師です。
2年半前、マネージャー業務の傍ら、勤め先の社長とご縁のある薬局経営デビューを飾った経営者の依頼により、看板デザインをお手伝いさせていただく機会がありましたので、その経験を綴ります。
薬剤師も看板デザインすることあるの?と興味が沸いた方にお読みいただけたら幸いです♬
【薬局看板デザイン】製作のきっかけ
薬局看板デザイン製作を受ける前の当時、わたしは、居抜きの薬局の12月オープンに向け、マネージャー業務と店頭でお薬を渡す外来業務をやりながら、スキマ時間で受けていた依頼をこなし、これ以上無理だよ~💦と騒ぎながら働いておりました。
そんな中、わたしの知らないところで、勤め先の社長と薬局経営デビューを控えた社長とで、さっそく元の薬局が掲げていた看板2つを差し替えなければならないとの話が浮上したようです。
そして、来ました…。無茶ぶり。
あきちゃんが何とかしてくれると思うから相談してみて…と。
「いやいや、薬局が掲げる看板の必要要件はわかりますけど、そもそも、デザインしたことがないんですって…💦」
一度は断りましたが、その後約3日、
結局、これはわたしがやる仕事なんだな…とひしひしと感じるエピソードもあり、デザイン製作に取り掛かることになりました。
【薬局看板デザイン】素人製作の実際
第一案のタイムリミットは、2日以内。
こちらのデザインが、第一案のタイムリミットに間に合わせたものです。
ふたりの社長から一発でOKをもらうことができ、「良いんじゃない!?」の返事をもらえたときは本当に嬉しかったです♬
そして、もうひとつの看板の方もデザインして、実際掲げられたのがこちらです。
縦の看板は難産で、途中この依頼を受けたわたしの浅はかさを呪いながら、追加で3日かけてギリギリの提案となりました。
デザインの難しさを思い知らされた依頼でしたが、実際掛けられた看板を見て、その達成感は、今までの仕事の中でもトップクラスでした。
今は、チャンスをくださった皆様に感謝しかないです♬
< 薬局看板デザイン作製の要 >
1.厚生局が求める要件を満たす!
まず、厚生局が薬局看板デザインにおいて良しとする要件は ”保険薬局” であることがわかること。
そのため、最低限 ”処方せん受付” の表記は必要と考えます。
ちなみに、「どちらの処方せんも受け付けます」「ジェネリック医薬品を積極的に取り扱います」といった ”全国の処方箋の受付” ”ジェネリック医薬品の積極的な取り扱い” に関する意思表示も、外から見えやすいところに表記しなければなりませんが、看板ではなく、お客様が通る道路から見える外壁でも大丈夫です。
また、今回は、居抜き物件で、看板は差し替えの依頼で、その土地特有の要件や条例を調べる必要がなく取り掛かることができました。
新規で看板を製作する際は、建築要件・条例等規制がないか調べてから取り掛からなければならず注意が必要です。
2.清潔感とホスピタリティを色味で表現する!
そして、医療機関の清潔感とホスピタリティを表現する色味ですが、キーになるのは ”寒色系”の配色。
せっかくなら、依頼先の社長さんにも気に入っていただけたらと思い、好きな色を確認したら”青”ということだったので、”青”味も感じる緑(#0087A2)を探し、その色をベースに作製しました。
< デザイン作製に使ったツール >
看板デザインをつくった当時は、恥ずかしながら、Canvaをまだ使ったことがなく、AdobeExpressしか使えず…💦 そのため、AdobeExpress無料プランのみでつくりました。
そして、色味を学び、参考にした本はこちらです!
\【PR】色味を学んだオススメ本!/
デザインテーマにあわせて、おしゃれに決まる3色の配色アイディアが作例とともにまとめられています。
わたしの場合は、医療機関にはどういった色味がしっくり来るのかを参考にさせていただきました。
気になる方は、下記リンクからチェックしてみてください!
Kindle版電子書籍、ソフトカバー単行本、どちらのタイプでもAmazonで購入できます。
【薬局看板デザイン】製作ポイントのまとめ
薬局看板デザインの製作にあたり、わたしが重きを置いたのが”2つ”。
新規作製の際は、建築要件・条例等規制がないか調べてから取り掛かる必要があります。
果たして、看板デザインをすることとなる薬剤師はどれだけいるのか…
薬局起業家ならまだしも、わたしは、今後も薬局を起業しようとは思っておらず、薬局開設コンサルを時折こなす会社の会社員だったからこそ、貴重なチャンスをいただけました。
それは、じぶんひとりではやろうと到底思っていなかったことで、”会社員でよかったと感じていること” です。
それでは、いつか、素人なのに薬局看板製作に携わることになる少数派の方々の励みになることを願いつつ…
この度も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今回のテーマとは異なりますが、わたしは、アロマ関連のInstagramも運営しています。香りに興味がある方や、疲れの緩和・癒しを香りに求めてみるかな…と思い始めた方は、ぜひご覧ください♬
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