「夏場のにおい対策」への対策
6月の暑さがあまりにすごかった為、最近(7月上旬)は真夏日と言われてもそこまで暑く感じなくなってしまいました。
ただ夏本番はまだまだこれから。
吹き出る汗とにおいの対策は引き続き気を使います。
6月中はそうでもなかったのですが、ここ数日、公共交通機関を使っていても、駅ビルの中に入っても、強烈な香りを感じるようになってきました。
昨日は、最初柑橘系の香りがしてきたと思ったら、すぐその後にサンダルウッドのやや重めの香り、続けて香水の強めの香りが漂い始め、さすがに辟易しました(それもとってもおキレイな方達から・・)。
6月中旬頃から柑橘系の香りはそこそこ感じるようになっていましたが、その香りの強さも暑さと比例して段々と強くなり、「恐らくこの猛暑でにおい対策として使っているんだろう」ことは理解できます。
でも最近の猛暑では、暑すぎてエアコンも酷使している状態。
換気しようにも暑すぎてできない。
色々な条件が重なり、においが充満し、マスクをしている状態でも強烈に感じられるほど強い香りのコンビネーションとして漂っています。
におい対策がかえって周りに不快感を与えることも
昨日漂ってきたサンダルウッドの香り。
アロマの講座を受講していた時に「涼を感じさせる香り」であるということを聞きました。
でもこれ、本当に人それぞれで、少なくとも私にとっては重くて涼とは程遠い香りです。
苦手(不快)に感じる香りは、ストレスとなり、交感神経を刺激し、涼からはかけ離れていきます。
同じく、私が大好きなペパーミントの香りもそうでしょう。
「夏と言えばミント」でしょうが、やはり苦手な方からすれば夏が苦手な理由の一つになっているかもしれません。
爽やかな柑橘の香りも、涼しい場所でほのかに香るくらいなら良いかと思いますが、外の「むぁ!!」っとする湿度の中で強烈に香ると、思わずトイレを想像してゲンナリしてしまいます。
においを香りで消すことは実はとっても難しいと思っている私。
最近は断然「無香料」派。
仕方なく香り付きのものを使用することもありますが、アロマで香りに敏感になってしまったのか、無香料のものが「楽」になってきました。
以前お伝えしたことがある「化学物質過敏症」の方からすると無香料のものであっても言語同断と感じられるかもしれません。
でも、体臭を気にする方達からすると、「スメハラ(スメルハラスメント)」という言葉で傷つき、一生懸命におい対策をされている方もいるので、とてもデリケートで難しい問題です。
アロマで体臭対策
無香料だと心もとない、何かアロマでできることはない?と思う方もいるでしょう。
絶対体臭予防できます!というわけではないのですが、体臭や加齢臭におススメとされているアロマについてご紹介します。
・サイプレス
サイプレスはヒノキ科の常緑樹です。ゴッホの作品の中にある「糸杉の
道」という絵画、その中に描かれている木がサイプレス。日本のヒノキに
近いウッディーな香りで、消臭効果に優れていると言われています。
日本産精油のヒバやヒノキ、モミにも同様のことが言われています。
・ティートゥリー
テルピネン4オールという成分が強い殺菌力を持つと言われています。個
人的にトイレトレーニング中の洗濯時にとても助けられた経験があり、芳
香蒸留水である「ティートゥリーウォーター」をおススメします。
精油の方は少し香りが強めで苦みも感じられたため、ウォーターを汎用し
ていました。こちらはスプレー容器に入ったものであればすぐにスプレー
として使用できるので便利です(化粧水として販売されていれば直接肌に
つけることも可能です)。
洗濯時は、スプレーノズルを外し、適量をさらに水やお湯で薄めて漬け置
きしました。
・レモン
レモンには優れた抗菌性から、デオドラント効果にも期待がもてると言わ
れています。ただ、先程もあげたように使用量を誤るとトイレを連想させ
ることもあるため、その点は注意が必要です。また、同じく柑橘系の「ベ
ルガモット」もデオドラント効果についておススメされていることがあり
ますが、レモンにしろベルガモットにしろ、光毒性があるため、日中の使
用はおススメできません。
使用方法はスプレーやデオドラント用にパウダーを作るなどありますが、こちらでは割愛させていただきます。
いずれにしても、これらの精油を使用される場合は、ご自身の香りの好みはもちろん、周囲の方への配慮が必要です。
「消臭のためだからいいだろう」ではなく、使用しても大丈夫か、適量かどうかを確認をしてからの使用を心がけてくださいね。
人の「におい対策」がツライ場合
昨日の私のように、他人の「におい対策」などがツライ場合、残念ながら今のところ自分が他の場所へ移動するしか手段がありません。
香水をつけている方はすぐに香りが無くなるわけではありませんし、「天然のものはわりとすぐに香りが飛びやすい」といっても、サンダルウッドのように「芳香分子」の大きさによって香りが持続しやすいものはやはり香りが続きます。
連続して色々な方の香りがする場合は、香りの無い場所を求めて移動する、香りがする人と距離を置く、などが最もはやい対策です。
建物内・公共の交通機関等は暑さ対策優先で換気は二の次です。それが悪いのではなく、昨今のように暑さが更新され、熱中症による救急車搬送が増加している状態では、熱中症対策が優先されるのは仕方ありません。
もし移動が中々できない場所でにおいに悩まされた場合、首にかける扇風機で顔周りに風が当たるようにするのも手です。
におい分子が風によって顔周りから飛んでいけば、香りが自分の鼻周りに漂うことを防げます。
昔で言えば、扇子や団扇でにおいを飛ばす(今でも有りですが)といった方法でしょうか。
暑さ対策+自分の苦手なにおい対策と一石二鳥です。
単純な対策ですが、是非お試しあれ。
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是非、香りのマナーを守って、色々な香りを楽しんでみてくださいね。
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