AROMABLENDBAR by EMUCLARET

原宿にある60種類以上の香料を使いオリジナルフレグランス作りが出来るパフューマリサロン…

AROMABLENDBAR by EMUCLARET

原宿にある60種類以上の香料を使いオリジナルフレグランス作りが出来るパフューマリサロンAROMABLENDBAR オーナー調香師の和崎によるブログ ご予約や詳細はこちらをご覧ください。 https://emuclaretonlinestore.com/aromablendbar/

最近の記事

紅茶のアコードの作り方。調香実習編。

今回は紅茶の香りの作り方について書いてみようと思います。 そもそも紅茶の香りと一言で言っても香る方が普段どんな茶葉を香っているかで受け取り方が大きく変わるのがこの"紅茶の香り"と呼ばれるものだと思っています。 石鹸の香りと呼ばれるものに似ているかもしれません。 自分が紅茶の香りをオーダーで作るときは、どんな茶葉ベースで、フレーバーがあるものなのか、ないものなのか、普段どんな紅茶を飲んでいるかのヒアリングからスタートします。 ちなみに僕は紅茶が大好きなのですがフレーバーティ

¥500
    • 冷たいグルマンアコードの作り方。調香紹介編

      今回は先日作らせて頂いたオーダーフレグランスをご紹介したいと思います。 テーマ 【北国の雪を、冷たさ・明るさ・透明感・ほのかな甘さをもって表現したい、フルーティ、グルマンが好みのため、雪(冷たさ)を念頭に置きつつも、全般的に美味しそうと感じられる香りを目指したい】 グルマンアコードを作る時はスパイスやプラリネなどでひたすら暖かさ、温度を感じる様に作る事が多いのですが、冷たさを感じつつもグルマンに寄せていくという今回のテーマにとても魅力を感じました。 ◯カウンセリングでは

      • 【オーダーフレグランス】aromablendbarでしか出来ないサービスの特徴をご紹介。

        aromablendbar調香師の和崎です。 今回は改めて、aromablendbarでしか出来ないオーダーフレグランス作成の特徴を書いてみたいと思います。 現在は本格的なフルオーダーの方法は店舗の場合は2つあります。 1つは40種類から50種類ほどの香りからお選び頂きその場で香りを作るパターン。 主に天然香料がメインとなっており、調合香料もいくつか用意されていますが基本的にベースを作らずに香りを作り上げていきます。 比較的シンプルな組み合わせで決める事が多くなると

        • オンラインでフレグランスを作れるperfume makingをどの様に調香しているのかをテクニックを紹介します。

          今回は実際に皆様から診断頂いた香りをどの様に調香しているのかを少し簡単にご紹介したいと思います。 まずお選び頂いた香りの特徴、そしてテーマを照らし合わせながら追加の香料を加えた方が良いかどうかをこちらで更に診断をしています。 例えば"森を散歩しながら自然を感じる香り"の様なテーマがあったとして選んでいる香料がこのような場合 トップノート サイプレス、ベルガモット ミドル ラベンダー、ジャスミン、ゼラニウム ラスト シダーウッド、オークモス、スペアミント 香りの強さを1

        紅茶のアコードの作り方。調香実習編。

        ¥500

          perfume makingをアップデート、香料とカテゴリーを増やしました。

          オンラインでフレグランス作りを楽しむことのできるperfume makingをアップデートしました。 今回は香料、カテゴリーの追加とトップノートから選ぶ事の出来る香りを増やしました。 まずこちらがとても人気となったカテゴリーの "bar" ハーバルな香りを中心にブレンドして作ったジンベース ナッツの様なニュアンスもあるスコッチウイスキー ラム酒とバルサミックなアンダートーンのあるラムエクストラクト。 ラムはフローラル、フルーティーさもあり様々な香り作りのアクセント

          perfume makingをアップデート、香料とカテゴリーを増やしました。

          精油だけで作った香りに、合成香料を入れて香水を作ってみた(調香実習)

          先日バンコクへ香りの旅へ行ってまいりました。 cappella hotel  bangkok villaに2泊しましたが鳥のさえずり、水の流れる音、木々の揺れる音、照らされる日差し 夜景がドーンと高層階のラグジュアリーなホテルも良いけど、自分が求めている非日常的な体験とはこういう事なんだなあと実感。 このアフターヌーンティーに出てきたジャスミンのムースなんかはインドール感たっぷりのガチジャスミンの香りがしてとにかく驚きました。 レモングラスやタイミントなどハーバルな

          ¥300

          精油だけで作った香りに、合成香料を入れて香水を作ってみた(調香実習)

          ¥300

          調香は練習するだけではなくて商品を作って販売した方が良いと思う理由。

          aromablendbarの調香師の和崎です。 僕が初めて調香をスタートした時は運営するオーガニックサロンのヘアケア商品の開発がきっかけでした。 どこにもない、究極に良い香りのオリジナルのヘアオイルを作るべくまずは資格をとり、アロマ調香を学びました。 そしてまず僕が最初に作った商品がこちら。 Better Milk イランイラン ジャスミンサンバックアブソリュート と言うとてもシンプルなブレンド。 販売を開始してから5年以上経ちますがもうこれしかシアバターは使えない

          調香は練習するだけではなくて商品を作って販売した方が良いと思う理由。

          オリジナルブランドの香水を作る為に準備してきた事。

          aromablendbarのオリジナルフレグランスローンチに向けて香りの試作を日々行なっています。 現在はaromablendbarでは日々店頭で皆様のオリジナルフレグランス作りを。 オンライン上では自分だけのフレグランスを作れるparfurme makingを。 こちらを運営をし、後は様々な香りにこだわりのある芸能人とのコラボ香水のプロデュースを行なっています。 そして来年にはいよいよオリジナルブランドを発表します。 フレグランスブランドの立ち上げは調香師なら誰も

          オリジナルブランドの香水を作る為に準備してきた事。

          "White Cotton"が何故こんなにも良い香りに仕上がったのかを解説します。

          aromablendbarの調香師、和崎です。 今月より益若つばささんとコラボした香水 "White Cotton parfum"の販売をスタートしました。 ありがたい事に初日より大変多くの注文を頂いたため配送がまだ全て終わっていなく申し訳ないのですが、(11月下旬に全て配送完了予定です) 香りがとっても好評です。 自分の感想としてもこの香水はクリーンで、ほのかな甘さと爽やかのバランスのとれた究極の柔軟剤の香りが作れたと思っています。 今回益若さんにはまずaromabl

          "White Cotton"が何故こんなにも良い香りに仕上がったのかを解説します。

          乾いた土の香りを表現するアコードの作り方。(調香実習)

          aromablendbarのオーナー調香師の和崎です。 今回は有料記事となってしまいますが具体的にアコード作りを載せていきたいと思います。 調香の本は調べてもいくつかはとても参考になる物がありますが、ほとんど日本が出版している物がありません。 あったとしても合成香料を使用せず精油のブレンドがメインのものばかりです。 ここでは香水、作品を作る前の段階として一つ一つのアコード作りをご紹介していきたいと思います。 香水はそれらのアコードを組み合わせ、トップ、ミドル、ベースが構

          ¥300

          乾いた土の香りを表現するアコードの作り方。(調香実習)

          ¥300

          堀未央奈さんとのコラボ香水が完成するまでのお話。

          emuclaretで美容師を、aromablendbarで調香師をしている和崎です。 9月15日より堀未央奈さんとのコラボ香水の販売が開始されました。 ありがたいことに既に沢山の方にご購入頂いております。 芸能人とのコラボ系のフレグランスに多い流れが、香料会社がイメージの香りを伺い10種類〜ほどの香り(すでに混ざり合った香り)を用意しその中から香りを選んでもらい微調整を行うというやり方が多いです。 ですがaromablendbarではそのやり方はしていません。 コラボす

          堀未央奈さんとのコラボ香水が完成するまでのお話。

          これから調香師として仕事をしていきたいと思っている方々に。

          aromablendbarで調香師をしている和崎です。 香りを使った仕事に就きたいけどどうすれば良いか、調香師になるにはどうすれば良いか、香料はどこから仕入れたら良いか、この様に様々な質問を頂く事があります。 日本で調香師として仕事をしていくには市場の大きさ的にも食品香料がメイン、或いは委託された化粧品等の香り作り等が多いかと思います。 ですが僕のところに質問をしてくださる方々はこういった香料会社に勤めて仕事をしたいというわけではない方ばかりでした。 話をよく聞くとブラ

          これから調香師として仕事をしていきたいと思っている方々に。

          フレグランスの容量は30mlが適切だと思う理由

          AROMABLENDBARでお作りするボトル、容量は30mlです。 他のフレグランス作り専門店だと100mlや50mlが多く30mlで作るところはAROMABLENDBARだけです。 今回はその理由をご紹介します。 まずフレグランスを買った事のある方は必ず経験があると思いますが100ml全部出なくなるまで使い切る事ってあまりないのではないでしょうか。 気がつくと今使っている香りに飽きてしまい新しいフレグランスを買ってしまう、最初は気分で使い分けていたけど古いものから使

          フレグランスの容量は30mlが適切だと思う理由

          基本的な調香テクニックをご紹介。

          今回は実際に僕が具体的にどの様に考えながら調香を行っているのかをご紹介していきたいと思います。 今回は僕の運営するオーガニックサロンEMUCLARETで使用するおしぼり用の香りを作ってみました。 おしぼりに使われるアロマの香り(ミントやレモンなど)これはこれで良いのですが、更に特別感を感じられるブレンドをご紹介していきたいと思います。 まず調香する時はテーマを決めます。 今回はおしぼりに使う香り。 おしぼりに使うアロマの基本は食べ物や飲み物の邪魔にならない事と、手の

          基本的な調香テクニックをご紹介。

          オーダーフレグランスの注文から完成までの流れをご紹介。

          オーガニックサロンで美容師をやりながら調香師の仕事をしている和崎と申します。 嬉しい事にAROMABLENDBARをオープンして以降、遠くて行けないからオンラインでフレグランスを作るサービスをして欲しい という要望を伺う事が多くなりました。 またこの香りを再現してほしい、作ってほしいという内容も。 今回はオンライン上でオーダーフレグランスを作る手順をご紹介していきたいと思います。 現在オーダーフレグランスを作ることのできる新しいシステムを開発中です。 具体的には皆さ

          オーダーフレグランスの注文から完成までの流れをご紹介。

          どんな体験でも楽しむセンスのある人は人生得すると言う話。

          AROMABLENDBARも無事今年の営業を終えました。 5月15日にオープンしてから12月28日まで、結果的になんと約1000人の方にお越しいただけました。 これは凄い事だし、色々な方にアロマに興味を持ってもらえる事にとても嬉しい気持ちになりました。 それと同時に新しい課題も見つかっていて、 以前もブログに書きましたが精油を香り慣れていない方がシングルオイルを香ると植物感が強かったり、自然みが強かったりするので懸念しがちなんですね。 そして選びやすい香り(ムスクや

          どんな体験でも楽しむセンスのある人は人生得すると言う話。