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オンラインでフレグランスを作れるperfume makingをどの様に調香しているのかをテクニックを紹介します。

今回は実際に皆様から診断頂いた香りをどの様に調香しているのかを少し簡単にご紹介したいと思います。

まずお選び頂いた香りの特徴、そしてテーマを照らし合わせながら追加の香料を加えた方が良いかどうかをこちらで更に診断をしています。

例えば"森を散歩しながら自然を感じる香り"の様なテーマがあったとして選んでいる香料がこのような場合

トップノート サイプレス、ベルガモット
ミドル ラベンダー、ジャスミン、ゼラニウム
ラスト シダーウッド、オークモス、スペアミント



香りの強さを1から5の間

(まとい方と表現しています)

にしていた場合は香りの持続性を低めにするためにも使う香料によっては賦香率をやや低くしつつ合成香料の使用を少なめにします。

パターン1は皆様の選んだ香りを極力そのままのバランスで香料を使い、
2以降はこちらでバランスや使用する香料を変えます。

こちらの空間で営業後、地道に作業をしてます。
後ろの棚には香料が200種類〜入っています。


今回の場合は1のパターンでラストにスペアミントの爽やかな香りを持って来ていますが、

ミドルにミント系の香料(Freskomentheなど)を使いラベンダーやゼラニウムのハーバルさとの骨格を作ります。

更にラストのシダーウッドの香りをヴァージニアなのか、ヒマラヤンなのかアトラスなのか、品種を変えたりもします。

ここも細かく選べれば良いのですが、さすがに分かりづらくなるのとイラストが似たり寄ったりになりそうなのでシダーウッドはシダーウッドにしています、、笑
トップノートのオレンジやレモンを強調させたい場合もここにも合成香料を使い厚みをつけます。


ちなみに香りの強さ(持続性)を8から10にしていた場合はもっと加える香料が変わって参ります。

森のニュアンスを涼しい森なのか、雨が降った後の森なのか想像をしながらパターンごとに使う合成香料を変えていきます。

Hexenol-3-Cisやラベンダーやハーバル、ラストのウッド系とのバランスやフリージアの様な爽やかなニュアンスを足したいのでDimetolを加えたり 
バランスを見ながら追加をし、味を加えていきます。
逆に選んで頂いた香料から引いたりもします。

先ほどの場合ですと

トップノート サイプレス、ベルガモット
ミドル ラベンダー、ジャスミン、ゼラニウム
ラスト シダーウッド、オークモス、スペアミント

こちらの選んで頂いた8個の香料に合計で10個以上の香りを追加する事も多々あります。

一応ラベルには〜アコードと記載があったりなかったりしますが主要な香りだけ書いてあると思って頂ければ幸いです。

チョコレートの香りもそうですね。
カカオアブソリュート単品で使う事もあれば、
ココアの様なアンダートーンを持つ5-Methyl-2-Phenyl-2-Hexenalを入れて香りの持続性を持たせたり、ethyl vanillinで甘ったるさを出したり、
コーヒーco2の香りからカカオのアコードを作ったりもします。

この様に調香する僕達側もとにかく楽しいです。

ですが基本的に意識している事が"心地良く香る仕上がり"にする事。

心地良い香り作りがテーマです。


沢山混ぜすぎて香りが濁ったり、とにかくきつい、強いだけの香りになったりしない様にしています。

aromablendbarのオリジナルフレグランス作りにベースを作らない理由はここにもあります。

ベースを作るメリットは綺麗に作られていればシンプルに組み合わせるだけである程度自由に香りを作ることが可能となります。

ただ先程の様に細かなニュアンスを組みたてたり、引いたりする事自体が少し難しくなります。


調香師のスキルありきにはなってしまいますが、皆様が決めたテーマをいかに忠実に再現し、心地よい香りで表現し香りの旅を体験してもらえるか

ここが僕達のコンセプトとも繋がって参ります。

また化粧品登録のオプション¥33000をお選び頂くと一人一人の化粧品登録名をつけ、全成分の開示も行い1ヶ月かけて販売も出来る"香水"を作る事も可能です。

しかし中身の成分には化粧品登録をしない状態と何も変わりはありません。

ぜひ自分が選んだ香りと、僕達が色々とプラスして様々なアコードを組み合わせた香りの違いを楽しんでみてください。

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