生理痛が軽かった私の話
あなたの生理痛はどのくらい重いですか?
私は恐らく、軽い方でした。22歳くらいまでは。
もちろん、痛みゼロというわけでなく、腹部にちょっと違和感があるかんじ。でも、経血がドロッと出る瞬間とかナプキンのごわごわ感とかの不快感の方が痛さよりも憂鬱だった。
ゆえに、女性なのに生理が重い人の気持ちがよくわかっていなかった。と今なら思う。女性なのに、女性特有の痛みがよくわからないもどかしさ。
生理痛でググると、重い人の話は出てくるけど、軽い側の話はあまり見かけない気がしたので、誰かに知ってもらえたらと思い、書いてみた。
軽かった時のこと
どれくらい軽かったかというと、ロキソニンすら飲まないで済んだくらい。
中学生になると、”知識として生理痛というものがある”くらいは知っていた。ただ、実感がないので、便秘の時みたいに骨盤の横が痛くなることが、”重い”なのだろうと思っていた。
さて、この感覚が良くなかった。
なぜかというと、これで私の”重い”の基準ができてしまったから。
何が良くないって、たまに”重いな”と思っても、痛みが原因で生活に支障が出ることが全くない。体育の授業でマラソンをしようが、ハードルを飛ぼうが、バスケをしようが関係ない。
だから、同級生が病気でもケガも無いのに、体育を休んでいるの見て、”ずる休みしてる”と思ったこともあった。口には出さないけど。
当時の私には、”生理痛で休む”選択肢すら、すぐには浮かばないほどだった。
女の敵は女?の危機感
進学するにつれ、就職を意識し始めたころ。
ネットが充実するにつれ、生理に関する情報もアクセスしやすくなってきた。生理痛についても、”男性に女性特有の生理痛の大変さを伝えるために~”みたいな文脈で体験談を見られるサイトが出てきた。
ここでびっくり。私の知っている生理痛と世間の”生理痛”はどうやら違うみたいだと気づいた。
おなかが重い、刺されるような痛み、吐き気、イライラなどなど……???
思い当たらな過ぎて、自分は男なのかと思ったくらい。
体験談を見られるサイトでは、”男性上司が生理を理解してないから、休みにくい”などのコメントがあった。これをみて恐ろしくなった。
もし私が上司の立場なら、”生理痛は我慢できるものでしょ”とか”休むのは甘え”とか思ってしまいそうだから。女上司が女性部下の気持ちを分からないって最悪すぎる。
別に、生理痛をもっと深刻にしたいわけじゃないけど、”女の敵は女”になりたくなかった。
社会人になってからの変化
なんて思いながら、社会人を過ごしていた私。
変化が表れ始めたのは、社会人2年目くらいのとき。
猛烈に下腹部が痛くなった。
この時にようやく、”これが生理痛か”と実感した。
特に夜、寝るときにギュ――――っと痛くなる。
今では、ロキソニンを飲まないと不安?眠れない?くらいになった。
4週間に1回この痛みがくるんじゃたまったもんじゃない。
今なら心からそう思う。
あとは、PMS・月経前症候群も出るようになって、普段は気にも留めないことにイライラするようになってきた。困ってる。
最後に
長々と面白くもない話を書いてしまったけど、何が言いたいかというと、生理痛やPMSを劇的に軽減できる何かを見つけてくれ―――と大声で言いたい。そもそも、生理があることで、男性と比べてパフォーマンスが落ちてしまったり、我慢を強いられたりと不公平だと女性なら誰しも1度は感じているはず。女性に限った、インセンティブがあればいいなぁと思う。”生理用品の無償配布”とかよりもっとプラスになるもの。そういうのってあるのかな?ない気がするような。どう思いますか?
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