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消化器系の不調に対する精油の選び方ポイント

こんにちは。
今日は、
腹痛や吐き気、便秘、下痢、お腹の張りといった消化器系トラブルに対して精油でケアする場合、どのようにして精油を選べばいいのか?
について、東洋医学の視点より不調の原因別でご紹介します。

消化器系の不調はなぜ起こるのか?

まず精油選びについて考える前に、なぜ消化器系の不調が起こってしまうのか?その原因いついて代表的なものを3つご紹介します。

①暴飲暴食・偏食によるもの

・暑い夏に、氷の入った冷たい飲み物を飲みすぎてお腹をこわした
・飲み屋さんでビールを飲みながら揚げ物を沢山食べたら、吐き気と腹痛に襲われた

このように偏った食事を摂ることによって胃腸の機能が低下したり、気が滞ることが原因で起こるものです。

②ストレスなど感情によるもの

ストレスで胃がキリキリする
大きな発表会や仕事を前にすると下痢をしてしまう

このような経験をしたことがある方もいるのではないのでしょうか。

東洋医学では、ストレスや怒りの感情は「肝」を関わりがあるとされていますが、ストレスを受けることでこの肝の特徴的な作用である「気の巡り」が悪くなります。
そしてそれが原因で腹痛や嘔吐、便秘といった消化器系の不調が起こるケースです。

③気の不足によるもの

過労や不規則な食生活を続けることで「気」を消耗して、食べたものを消化するエネルギーが不足したりすることで起こるものです。

このタイプの方は気が足りていないので、疲れやだるさを感じやすかったり、冷えを訴える場合もあります。


不調別 精油選びのポイント

それではここから、3つの不調それぞれに対する精油選びのポイントをご紹介します。

①暴飲暴食・偏食によるもの


ここでは冷たいものを摂りすぎてしまったことによるものと、油っぽいものやアルコールの取り過ぎによるものに分けてご紹介します。


冷たいものの摂り過ぎによるもの

この場合は、そもそも冷えが原因にあるので、温かいものを食べるようにしましょう。
そして精油選びのポイントとしては、

温める作用のある精油、気の流れを良くする精油

これを基準にしていくと良いでしょう。

例としてはマジョラム・オレンジ・ジンジャーやカルダモンなどスパイス系精油がオススメです。

暴飲暴食によるもの


この場合は、油っぽいものや味の濃いものの摂り過ぎによって胃腸に負担がかかり気が滞っていることが原因なので、気の巡りを良くすることがポイントになります。

また、こういった食べ物は陽の性質が強いので、こういった食事をとると陽が強くなりすぎる傾向があります。それなので、精油を選ぶ際には陰の作用を持つ精油を選ぶことで、強くなり過ぎた陽を下げるケアも良いでしょう。


例としては、ペパーミント・レモン・カモミール(ジャーマン、ローマン)などがオススメです。


②ストレスなど感情によるもの


この場合は肝の気の滞りにより消化の能力が下がっていることが原因ですので、その肝の気を巡らせ、かつ消化力をアップさせる作用の持つ精油選びがポイントになります。

例としては、ペパーミント・柑橘系・カモミール・クラリセージなどがオススメです。

③気の不足によるもの

この場合は気を補ってあげること、そして消化力を上げることが精油選びのポイントになります。

キャロットシードやフェンネルといった種子から採れる精油にはエネルギーが凝縮されているので、気を補いながら消化力を上げるものとして適しているでしょう。

また、高齢の方や慢性病の方は腎の気が不足している可能性もありますので、気を補う目的でジュニパーなどもオススメです。

また、消化の良いものを食べること、外の空気をって陽の気を体に取り入れるなど、日常生活でも気を補えるようにしましょう。

まとめ

今日は、消化器系の不調別の精油選びのポイントをご紹介しました。

「消化器系の不調」といっても、その原因によりとるべき対策や選ぶ精油のポイントは異なりますので、もしこのような不調に陥ったら、「何が原因だったのか?」を見つけることで、それに対するより的確なケアをできるようになるでしょう。


また、精油ケアと併せて基礎生活習慣の見直しもぜひやってくださいね^^

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