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こんにちは。
今日は、耳鳴りや難聴といった耳に関する不調のケアについてお話しますね。

私がこれまで勤めてきた鍼灸院で患者様に多かった不調は膝痛・腰痛・頭痛や倦怠感といった不定愁訴といったものでしたが、これらに匹敵するくらい多かったのが耳鳴り・難聴・めまいといった耳に関するものでした。
特に60〜70歳代以降の患者様に多かった印象があります。

どの患者様も、
「病院にいって検査をしたけれど、特に異常は見つからなかった。だけど、耳鳴りが止まらない、ある音域の音が聞こえにくい、たまにめまいが起こる」
といったことを訴えていました。

東洋医学ではこれら耳に関するトラブルは五臓のうち「腎」に関連します。そしてこの腎の気は加齢とともに衰えていきやすいので、高齢の方に耳などの「腎」に関わる不調が起きやすいことは、腎の気が不足したためと考えられます。
また、この腎は耳以外にも、髪のトラブル(白髪・脱毛など)や腰の不調(腰痛など)、冷え、倦怠感などとも関連するので、腎のケアをすることは健康な身体でいるために、とても重要なことと言えます。

今日のテーマである「耳鳴り・難聴」のケアをするにあたっては、腎のケアをすることはもちろん、ディエンチャンでのケアも大変オススメです。
耳に関するトラブルを抱えている方の場合には、耳の周りに“生きたツボ”がある多くある可能性が高いので、それを見つけながら丁寧にケアしていきます。


この棒で耳周りを探っていくと"生きたツボ"が見つけやすいです


また、耳にトラブルを抱えている方の場合には、耳以外にも何かしらの不調を抱えているケースが多いので、そちらのケアも同時におこなっていきます。
耳のトラブルだから耳だけを見るのではなく、その不調が起こっている背景や、身体全体を見るという、東洋医学の基本的な考え方に基づいて考察していくことがベストだと考えるからです。


脳の不調から耳鳴りやめまいが起こっている場合には、「首の上すべての不調に効果的」とされる施術を行いますし、気力が湧いてこない・倦怠感が抜けないといった場合には、気を補うことをメインとして施術をしていきます。
その他、白内障や緑内障といった目のトラブル、膝や腰の不調など、クライアント様の身体の状態に応じてケア方針を立てていきます。

耳のトラブルは長期的にケアをしていく必要がありますが、耳の周りの滞りを解消させて、生活習慣を整えていけば少しずつ不調の緩和を目指していくことができます。ディエンチャンというシンプルで簡単なセラピーを通して、ぜひより良い身体つくりをしていきましょう^^

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