〈最新環境デッキ〉【海晶乙女(マリンセス)】徹底解説
アロマです。
今回は、11月20日に発売された《デュエリストパック-深淵のデュエリスト編-》によって登場した超絶強化されたテーマである、【海晶乙女】デッキについて詳しく解説出来ればと思います。
このデッキは、多くの1枚初動から簡単に妨害と打点を用意する事ができ、デッキの自由枠の多さと柔軟性に長けています。また、『強欲で貪欲な壺』や『金満で謙虚な壺』の両方とも採用出来る上、【勇者】ギミックの採用も可能な為、デッキの安定性・パワーを共に保有している点も魅力の一つです。
『【海晶乙女】に興味がある!』
『【海晶乙女】を組んでみたいけど、構築やプレイが分からない。』
『【海晶乙女】相手への戦い方が知りたい!』
これらのような事を思った方は是非、読んで頂きたいです!!
1.構築
2021年11月24日に行われた第58回ネクストプレイ杯にて使用した構築になります。
2.このデッキの強み
このデッキの強みは、5つあります。
◇全てが1枚初動であり、初動が複数枚被った場合はその数だけ展開が強くなる為、安定感・展開力共に優秀な点。
◇妨害がモンスターと魔法・罠に分かれており、相手のメタカードに負けない妨害力がある点。
◇展開後に残る後続確保が優秀で、盤面を捲られたとしても、そこからさらに戦える点。
◇デッキの自由枠が多く、環境に合わせた構築に変化させる事で柔軟に戦っていける点。
◇優秀な永続罠カードを採用する事ができ、デッキとしての勝ち筋を多く作れる点。
順に説明します。
◇全てが1枚初動であり、初動が複数枚被った場合はその数だけ展開が強くなる為、安定感・展開力共に優秀な点。
レベル4以下の【海晶乙女】モンスターは、全て1枚から最低でもリンク4にまで繋げる事が出来ます。その為、初動を増やす事が容易で構築次第では事故が発生しない構築も作る事が出来ます。
さらに、【プランキッズ】や【十二獣】のようなデッキとは違い、初動となるカードが手札にあればある程、展開力が増します。後で紹介しますが、2枚での後攻ワンターンキルルートが存在します。このパターンは、運が良ければ初手1枚のみでも可能な展開となっていますので、この展開力が魅力です。
◇妨害がモンスターと魔法・罠に分かれており、相手のメタカードに負けない妨害力がある点。
現在の環境デッキで多く採用されている『禁じられた一滴』や『冥王結界波』のようなカードで一気に全ての妨害を失ってしまう事が無く、同様に『ハーピィの羽根帚』でも妨害を全て失う事が無い為、相手が使用してくるメタカードへの耐性がある妨害の残し方が可能です。
さらに、このデッキの罠カードでの妨害は手札から発動する事が出来る為、ギミックでの妨害は『ハーピィの羽根帚』や『サイクロン』の影響を受けません。
ギミック外での妨害として、多くの手札誘発と魔法・罠カードを採用していますので、こちらの先攻で相手から手札誘発を発動されてしまい妨害が0になる。といった事も起きずらく、後攻では手札誘発と汎用カード、多くの手数により戦える為、先攻・後攻共に安定した戦い方が可能です。
◇展開後に残る後続確保が優秀で、盤面を捲られたとしても、そこからさらに戦える点。
展開中に自然な動きで後続を回収し続けられ、後続が途切れる事がありません。
また、回収した手札だけではなく、墓地に残った【海晶乙女】カード達はそのままリソースになります。この圧倒的なリソース量から再展開が可能ですので、一度盤面を捲られたとしても負けない強さがあります。
◇デッキの自由枠が多く、環境に合わせた構築に変化させる事で柔軟に戦っていける点。
1枚初動デッキですので、手札の要求値はかなり低いです。その上で、デッキに特定のカードを複数枚要求する事も無い為、デッキ内の自由枠が大量にあります。
現在の環境に多い展開系デッキを対策出来る手札誘発を多く採用出来るだけでなく、それらを多く採用しても、手札を安定させる『強欲で貪欲な壺』と『金満で謙虚な壺』をどちらも採用する事が出来る点も非常に魅力的です。
◇優秀な永続罠カードを採用する事ができ、デッキとしての勝ち筋を多く作れる点。
今回は、メインデッキから『御前試合』、『虚無空間』、『王宮の勅命』を採用しています。
特に、『御前試合』や『群雄割拠』を採用出来る点がかなり強力で、相手の動きだけを一方的に縛れるという事は、それだけ簡単に勝ち筋を作る事が出来ます。
今回の構築全体としても『金満で謙虚な壺』の採用から、こういった1枚で強力な影響を及ぼすカードを採用出来る点は、大きなメリットとなります。
以上がこのデッキの強みとなります。
3.各カードの採用理由
各カードの採用理由を解説していきます。
メインデッキ40枚
『海晶乙女シーホース』3枚
単体で盤面を作る事の出来る優秀な1枚初動です。
他の【海晶乙女】モンスターと一緒に引いた際にも、リンク数を増やして展開を強めたり相手の妨害を乗り越えたりする事が出来ます。
このカードの①の効果での特殊召喚はチェーンを組みませんので、①の効果にチェーンしてリンク先を用意しているモンスターを処理される危険が無いのも評価が高いです。
初動としても、追加の攻め札としても優秀な為、最大枚数の採用です。
『海晶乙女ブルータン』3枚
このデッキでの最も強力な1枚初動です。
後で解説しますが、このカードで墓地に送る【海晶乙女】モンスターには様々な選択肢があり、なおかつ効果を発動するタイミングも重要になってきます。
②の効果も非常に優秀で、チェーンの組み方による相手の妨害ケアや手数の追加が狙えます。
このカードさえ引ければギミックの動きはほぼ全て行える為、こちらも最大枚数の採用です。
『海晶乙女スプリンガール』3枚
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