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最強新規テーマ【相剣】デッキ

アロマです。

今回は、7月17日に発売された『BURST OF DESTINY』によって登場した新規テーマ【相剣】デッキについて詳しく解説出来ればと思います。

このデッキはコンパクトな動きから簡単に妨害と打点を用意する事ができ、デッキの自由枠の多さと柔軟性に長けています。また、「強欲で貪欲な壺」や「金満で謙虚な壺」の両方を採用出来る為、デッキの安定性も確保出来ている点も魅力の一つです。

『【相剣】に興味がある!』
『【相剣】を組んでみたいけど、構築やプレイが分からない。』
『【相剣】相手への戦い方が知りたい!』

これらのような事を思った方は是非、読んで頂きたいです!!


1.構築

2021年7月16日に行われた笹塚CSにて使用し、ベスト8だった構築になります!

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2.このデッキの強み

【相剣】の強みは5つあります。

◇カード1枚のみで完結した、シンクロ召喚とアドバンテージの確保に長けている点

◇少ない特殊召喚回数で2妨害以上を用意する事が出来る点

◇メインギミックに第2の攻め手がある点

◇デッキの自由枠が多い点

◇相手のライフポイントを奪う速度が速い点

順に説明します。


◇カード1枚のみで完結した、シンクロ召喚とアドバンテージの確保に長けている点

【相剣】は共通効果でレベル4チューナーのトークンを特殊召喚する事が出来ます。これにより、【相剣】モンスターの効果を起動すればそのまま高レベルのシンクロモンスターを召喚する事に繋がります。今までのシンクロデッキでの問題点として避けて通れなかったチューナーのみorチューナーが存在しない状況を完全に解消しています。

また、【相剣】モンスターにはシンクロ素材になった場合に発動する効果もありますので、召喚したシンクロモンスターと合わせてアドバンテージを獲得する事が出来ます。


◇少ない特殊召喚回数で2妨害以上を用意する事が出来る点

通常召喚した下級【相剣】モンスターの効果でトークンを特殊召喚し、そのままレベル8のシンクロモンスターを特殊召喚。たったこれだけのコンパクトな動きですが、フリーチェーンでフィールドの効果モンスターの効果を無効+相手フィールドのカードを2枚破壊までの妨害が確定しています。

さらに、下級【相剣】モンスターのシンクロ素材になった場合に発動する効果もありますので、そこから妨害を増やしていける可能性もありますし、シンクロモンスターに対する「灰流うらら」もチェーンの組み方を工夫する事で回避出来ます。特殊召喚回数が少ないので、シンクロテーマでありながら相手の「増殖するG」や「原始生命態ニビル」に強い点はとても優秀です。


◇メインギミックに第2の攻め手がある点

攻め手が通常召喚権だけで無く、上級【相剣】モンスターは手札から特殊召喚する事が出来ます。相手にこちらの動きを妨害されても2つ目の攻め手があるので、召喚権に依存しているデッキとは違い、ある程度の妨害は乗り越える事が出来ます。

また、自分が先攻の時では相手の手札誘発のケアに繋がりますし、相手が手札誘発を持っていなければさらに展開して妨害を増やす事も出来ます。


◇デッキの自由枠が多い点

カード1枚の効果のみで完結しているテーマですので、デッキに自分の動きが回った後に使用するような不純物を入れなくて良いです。また、1枚初動or2枚初動(1枚はコスト用のカード)のデッキとなるので、メインデッキに使用する枠がかなりコンパクトにまとまっています。

これにより、メインデッキでの自由枠が多くありますので、環境に合わせたカードの採用がとてもしやすいです。現在の【電脳堺】や【鉄獣戦線】が多い環境ならば、手札誘発を多く採用する事が出来ますね。


◇相手のライフポイントを奪う速度が速い点

基本的に召喚を狙うのはレベル8かレベル10のシンクロモンスター達です。レベルの高いシンクロモンスター達は当然、攻撃力が高いです。こちらが狙いたい基本の動きをしていれば、先攻で妨害を用意→返しの自分ターンに相手フィールド上のカードを処理+手札誘発のケアをしつつワンショットキルが行えます。

また、それぞれの攻撃力が高い為、ETEDにおいても有利に働く要因となります。


以上がこのデッキの強みです。


3.各カードの採用理由

メインデッキ40枚

・「相剣師-莫邪」3枚

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手札の【相剣】カードまたは幻竜族モンスターを相手に見せる事で「相剣トークン」を特殊召喚する効果と、シンクロ素材となった場合に1枚ドロー出来る効果を持ちます。

コストとして相手に見せるカードが必要ではありますが、消費するカードとしては1枚のみで動きが完結しつつドローする効果をオマケで持っている強力な初動です。初手に引きたいカードとなるので3枚採用しています。

また、①の効果は特殊召喚成功時にも発動します。後で紹介しますが、このカードを特殊召喚して展開を行うパターンが多いので「相剣師-泰阿」から墓地に落としておく事も重要です。


・「相剣師-泰阿」3枚

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墓地の【相剣】カードまたは幻竜族モンスターを除外する事で「相剣トークン」を特殊召喚する効果と、シンクロ素材となった場合にデッキから【相剣】カードまたは幻竜族モンスターを墓地に送る効果を持ちます。

「龍相剣現」からこのカードをサーチする事で、コストとなるカードを用意する事ができ、1枚初動となります。

②の効果では、「相剣師-莫邪」を落とす事で「輝竜星-ショウフク」からの再展開、「相剣暗転」を落とす事で「相剣大師-赤霄」から「相剣暗転」をサーチし、「相剣暗転」の破壊対象の作成、「天威龍-アーダラ」を落とす事で後続の確保が可能です。

このデッキの動き全てにアクセス出来るカードです。初動としてはやや不安がありますが、デッキ内にこのカードが残っている事が重要なので最大枚数の3枚採用しています。


・「白の聖女エクレシア」3枚

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①の効果によって後攻時の攻め手の追加になりますし、こちらが先攻でも相手に「PSYフレームギア・γ」を発動された場合に特殊召喚出来るようになります。②の効果によって初動のどちらにも繋がりますので、このデッキではかなり重要な役割を持ちます。

このカードが墓地に居るだけで、「輝竜星-ショウフク」から下級【相剣】モンスターのどちらにも繋がるので、出来る限り素引きしたいカードとして3枚採用しています。


・「天威龍-アーダラ」1枚

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