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30代のスタートダッシュのためにやりたいこと

私は今年の誕生日で29歳を迎える。
そう、2023年度は20代最後の1年なのだ。

今のところ、私は年齢を重ねることにネガティブな気持ちは持っていないが、年を重ねるにつれて、「その年齢に見合った自分でいられているかどうか」が気になるようになってきた。見た目も中身もだ。

重ねた年齢の分だけ、人間としての深みを持ったり、より良い習慣を身に付けたりしていたいと感じる。

30代になるからどうしないといけないわけではないけれど、それでも30代というのは人生の中で最も決断や選択に迫られる年代な気がするし、自分の心がけ次第で最も成長できる年代な気がする。一方で、仕事も人間関係もお金も安定してきて余裕が出るため、気を抜いて生きようと思えばいくらでも気を抜けそうと印象。



と思いつつも特に具体的なことを考えていたわけではないのだが、ある時書店で目に入った本がこちら。

タイトルはもちろん、帯に書かれた「人生の9割が決まるこの10年」という言葉に共感し、正直中身はあまり見ず、ネットで購入することもせず、その場でレジに持って行った。

表紙にも一部記載があるが、本作の目次はこちら↓

第1章 30代で身につけておくべき考え方、捨てるべき考え方
第2章 30代で身につけておくべき人間関係力
第3章 30代で身につけておくべき仕事力
第4章 30代で身につけておくべき人に好かれる力
第5章 30代で身につけておくべき習慣力
第6章 30代をどう生きるか

『30代を無駄に生きるな』目次


30代までにやっておきたいこと

私がこの本を読んで、30代になるまでにやっておこうと思ったのは大きく3つ。

1. 自分の棚卸し

就職活動でいう「自己分析」のようなもの。
恥ずかしながら学生時代の就活は何となくやってしまったため、自己分析なんてやったことがなかった。

自分が好きなもの・嫌いなもの、得意なこと・苦手なことという現在の自分の俯瞰はもちろん、「今後やりたいこと・やりたくないこと」「人生のゴール」「大切にしたいこと・手放したいこと」など、これからの自分に思いを馳せて、自分がどんな人間なのかを見つめ直したい。

自分がどんな人間なのかが分かることで、自分の目標や現在地、目標までの距離が分かると思うので、それを明確にした上で30代のスタートダッシュを切りたい。



2. 仕事において、自分の価値を高める

本書に書かれていた、「大切なのは、自分が今いる場所の足元の強固さであり、そこに立つ自分の足腰の筋力」という言葉が印象に残った。

30代になると、相当年功序列な私の会社(日系の大手金融機関)でも、中間管理職になる年齢だ。(もっと早くからなる人もいるけど)

もちろん登用されるかは分からないし、仮に登用されてもされなくても、今より仕事の難易度が上がることは間違いない。確実に“若手”ではなくなり、裁量と同時に責任も増えてくると思う。

それは間違いないが、20代までに自分が積み上げた業務スキルと周囲からの信頼残高で自分の足元が固まり、仕事の取り組みやすさも成果も大きく変わってくるはず。

もう既に完全な“若手”の域は脱しているが、今まで以上に長期的にキャリアを見つめ、ライスワーカーなりにキャリアアップを目指していきたい。


3. 教養を身につけ、自分の軸を持つ

20代は、見た目の美しさや若々しさ(いや、特段美しいわけではないけどね)、愛想や笑顔だけで何とかなる印象だけど、何となく30代からはそれだけでは通用しない気がする。(筆者の言葉ではなく、あくまで私見です)

「今までの習慣が自分をつくる」とよく言うけど、見た目だけではなくて中身も、日々の積み重ねで変わってくると思うし、今以上に中身を重視され、そして教養や素養、所作の差が出てくる年齢だと思う。

もちろん見た目の美しさや清潔感にも拘りたいけど、「この人薄っぺらいな」と思われないような教養と自分の軸を持てるようになりたい。





人生を80年としたら、30代の始まりは午前9時


私が特に印象に残ったのは、このフレーズだ。
人生を80年としたら、30代の始まりは午前9時だ。しっかりと睡眠をとり、朝食をゆっくり済ませ、今日1日の目標を立てるには最適な時間」と書かれているのを見て、(30代までの過ごし方が「良質な睡眠や朝食」と言える過ごし方かどうかは置いておき、)30代のスタートこそが人生のスタートだと感じた。

ただし、ヨーイドンで走り出す50m走とは違い、30歳までの自分の習慣や人生が助走期間となる。
そして、当然勢いに任せて10秒程度で終わるわけではなく、今までの助走期間の2倍以上の道が続いている。

30代までの習慣や生き方がどんな自分を作り上げたかによってスタートダッシュの勢いや方向性は異なるし、逆に、仮に良いスタートダッシュが切れなかったとしても、道半ばの30代を本気で生きればまだまだ逆転できるのではないだろうか。



自分の今までの在り方に対して大きな後悔や反省はしていないが、29歳は最後の助走期間になるということを心得て、1日1日を大切に、良い習慣を積み上げていきたいと思った。20代最後の年にこの本に会えて良かったし、改めて読書って視野を広げてくれるなあと実感。

2023年も、なるべくたくさんの本を読めるようにしたいな。

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