19:離れる準備をしながら

復職14日目。
本日ももくもくと作業をし、復職前から決まっていた通院のために早退。

雨風が横から叩きつけてくる時間帯でしたけども。
病院着いたらずぶぬれ。

◆1ヶ月弱で改めて考えたこと

2ヵ月の休職を終えて戻ってきて、3週間。
業種的に、とてもクローズドな世界であるせいもあるのだろうが、閉塞感がものすごい。

【相容れないと思う点】
・経営計画がザルすぎる。
・社員のモチベーションを上げようという姿勢がない。
・長期的なビジョンを提示できない。
・一般社員は事務員というより作業員。

弊社では、経営計画はある日いきなり変更される。
そこに至るまでに議論を尽くさず、現場にはいきなり通達がやってくるのである。

どんな中小企業だよ、と思うかもしれないが、弊社は一応社員1000人以上の企業である。

昨年だったか、顧客の間口を広げる方向に舵を切ったので、当然それに応じて発生し得るリスクマネジメントはしているのだろうと思った。

結果: してませんでした。

間口を広げた結果、案件は倍増。
それに対応する社員を増やすでもなく、むしろ増員はすべて却下される始末。
当然、社員一人当たりの業務は倍増、提供サービスの質は落ちる。
結果どうなるかというと、クレーム数は増え、客質も落ちて回収リスクが倍率ドン。

リスクが顕在化してから、慌てて数字だけの帳尻合わせのために、顧客を数ヵ月待たせるに至ってはもう、笑うしかない。

どっち向いて経営してんの、と笑いっぱなしである。

こんな経営なので、まあ当たり前だが長期的なビジョンを持っている人がいない。
この分野は先細りだから、じゃあどうしようか、という議論にはならないとマネージャーのひとりから聞いて、正気かな? と思ったのをよく覚えている。

当然のことながら、社員のモチベーションは上がらず、事務作業は文字通りの作業。
顧客ひとりひとりに向き合って寄り添う時間なんて、我ら現場作業員には存在しないのである。

だって、数こなさないといけないからね。
見た目だけの数字を飾るために、いつだって現場作業員が悲鳴を上げているが、それを見ようともしなければ、考えようともしないのが弊社である。

【これは良いなと思う点】
・はっきりと物を言える上司がいる。
・同僚はほぼ優しい。
・喫煙所に行っても許される。
・勉強にはなる。(でも使いどころはない)

会社の体制として褒められるところはほとんど無いので、結局は人間関係が割と恵まれている(但し特大地雷もある)という点に尽きる。

1ヶ月弱考えて、転職急がなくちゃという結論に至った。
不安定なご時世で先は読みにくいとはいえ、先のことを考えようともしない企業は、やはり先細りしていくしかないだろうと思う。
クローズドな業界に新規参入している数を考えれば、ほぼ飽和状態なのは私でも分かる。

◆最近の転職活動

収入だけで言うなら、かなり良くなる案件をいくつかもらっていたが、いずれも通勤時間の問題でお断りした。
せめて1時間ちょっとなら構わないが、2時間オーバーは無理だ。

事務の仕事は、とにかく争奪戦。
私は積み増しスキルとして、語学も追加できているからまだ争奪戦に参加できているようなものだが、年齢的にも厳しいのはよく分かっている。

同業他社からのお誘いも多いのだが、この業界にはもうこりごりなので、同業他社なら給与は2倍じゃないと考える気にもならない。

お祈りされることも多いが、面接にという話も出てきたので、ちょっと頑張らないとなーと思っている。








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