5/13~5/17 ドル円週間展望
○ファンダ
先週末にお伝えした
このシナリオは中間のシナリオとなりました。
またこの週末にトランプ大統領が関税第四弾に着手してきました、第三弾を発動直後に関税が課されていない約3千億ドル分への発動指示し、なかなか交渉に応じない中国を一気に潰す戦略を取った形です。
今週は中国がどのような対処をしてくるのか要注目となります。
第四弾まで着手されると中国経済は壊滅的な被害を受ける事となります。
また日本企業の多くが中国へ部品などを供給しているわけですから、中国が減産方向となれば大ダメージをおう企業が出てきます。
もちろん株価が下がれば為替は相関とリスクオフで円高です。
IMFは米中貿易戦争長期化により経済見通しを下げておりますが、日本政府は未だに増税方針を変更しません、日銀に頼りっぱなしで対応が遅すぎます。
アメリカはご存知の通りリーマンショック時に結成された株価対策チームを再集結し株価対策をしてきています、株価が下がると個人消費が連動して下がるのをよく分かっての迅速な対応です。
日本は日銀がETF買いで株価維持策を行っておりますが、政治が動かなければ株価は上がりません。
買い支えるのにもいつか限界がきます。
日本の政治家はいつも後手の対応をします、せめて衆議院選挙前に正しい判断をしてくる事を期待します。
このままの流れで、ファンダから見る大きな値動きは6月に最後の円高クライマックスが来て、政策で転換、年末に向けて本格的に上昇相場が訪れる形になりそうです。
ではここからテクニカルの解説です。
MACDは日足・週足がDC中。4時間8時間がGC中。
日足MACDは下げのN字形成。
ここから見える相場は下落の中のリバウンド相場。
上昇ラインに支えられておりますが、フィボナッチから見る節値は先週同様に109.33(日足フィボ76.4%)、上昇反転するにしてもタッチしてからが反転しやすい。
109.33抜けてくるとさらに1円下の108.3。
タッチせずに上昇すると下落途中の戻りになりやすい。
日足トレンドラインからの戻りMAXは110.45付近まで。
ドル円1時間足だと
直近の109.473を底とした戻りはフィボ61.8%の110.2フィボ76.4%の110.35までは想定しなければなりません。
まとめ
★4時間~週足までのMACD波形から戻り売りと判断。
★109.33タッチからの動きに注目。
★109.473安値更新せずに上がるなら110.2と110.35が戻り売り狙いポイント。
【アルマン丼の本日の狙い】
109.473安値更新せずに上昇すれば110.2ショート超えてくれば
110.35でショート増し。
突破してくるなら110.631が短期上昇100%なので一時的に売り込みあると思いますのでショート売り増ししてポジ相殺イメージ。
※110.631あるならその後調整を入れて再度高値を目指す展開が濃くなるので欲張らず相殺。
安値更新してくればその後の動きを見て判断します。
ファンダ色の強い地合いですので、エントリーは基本デイトレ・スキャトレで分析していきます。
スイング狙えそうなポイントはわかり次第更新時に追記していきます。
5/14追記
昨夜は中国の報復関税に為替が反応して、、、
という認識が世間一般的な見解です。
ですがチャートは戻り売りの波形になっていた事も含めすでにこうなる事を織り込んで動いていたのでしょう。
110.23割れれば109.3を目指し、抜ければ108.3を試すという日足チャートの見解は1週間前からノートに書いてきた事です。
ではまずファンダの非常に大事な局面なので、株価の値動きから為替の展開を予想していきましょう。
まったく釣り合ってないです。
ただただ国民からの反発を恐れて発表してる事がわかります。
天安門事件の繰り返しです。
中国共産党はまた孤立します。前は日本が助けました。その恩を中国はすぐに忘れます。
ここで徹底的に叩くほうが世界経済のためにはいいことです。トランプ大統領のやり方は確かに強引ですが、中国と違い任期がある以上、仕方ありません。
誰かが中国を止めないことには10年後はもっと恐ろしいことになります。
中国から日本企業やアメリカ企業が撤退をしています。もうしばらく株・為替は下値を試します。
アメリカ市場はヒンデンブルクオーメンが5月10日に点灯しています。
暴落のシグナルです。
アメリカは今まで引けでは戻せてましたが、昨晩は初めて戻せませんでした。
更なる下落が想定されます。
ドル売りが先行し、日本株は下値を試す、為替は109.33を下抜けした事により更にもう一段掘れる形を作りました、まずここまでで短期は円高と判断出来ます。
では中長期の展開はどうか。
経済の先読みが出来ない安倍内閣は増税をすると発言をする。株価はその発言があるごとにまた下がります為替もつられて円高に反応します。リーマンショックの時と同じ動きをしていきます。
株価対策、または、減税の発言があるまでは株価・為替は下がるでしょう。
最終的に日銀の買い単価を一時的に割ると見ています、日銀の買い単価は、18500円前後と公開しております。
そこで日銀がヘリコプターマネーを発表し、政府が消費税増税を凍結と発表し、株価・為替ともにリバウンド相場に入る、これがメインシナリオです。
ではチャートから為替の分析をしていきます。
日足チャート
109.33を下抜けした事により108.3を試す波形に入っていきます。
本日は1時間フィボの値と1時間~4時間の反発ラインが重なります。
108.9抜ければ108.53が反発の強いラインとなりますので、短期的にはじく可能性があります、このまま掘ってしまった場合戻りを売るならそこからの反発を待つのが良いかと思います。
少し戻るなら1時間足から【109.31】【109.48】が戻り売り狙いのポイントとなりそうです。
大局が戻り売りの波形ですが、波形を見てわかる通り、8時間以降の時間軸のチャートがエリオット4波の戻りを確認出来ない状況ですので、大き目の戻りが来る可能性が残っている以上ショートもレバレッジと枚数に注意が必要です。
テクニカル上、よっぽどなファンダ要素の出ない限りは反発転換するポイントではありませんのでまだまだ下値を試す展開が続くと思われます。
5/15追記
昨日の展開は、日経が3年ぶりに7日連続安となりさすがに値ごろ感の押し目買いが入ったものと推測します。
釣られてドル円も上昇といった形です。
ファンダ主導の下げ相場の為、何か解決しない事には方向転換はないと考えなければなりません。
昨日の追記でも記載しておりますが、テクニカル上長い時間軸ではエリオット戻り4破が来ておりませんので大きな戻りは注意が必要です。
ですが大局は戻り売りですのでポイントを押さえて狙っていく形となります。
下げ一辺倒で来てますので、日足で見れば下げ相場の中でまだ戻れる形です。
では1時間足で見ていきます。
昨日の高値は今回の2番底の波形を使って高値を埋めに来た形です。
ここからの注目ポイントは次に高値更新があると
このどちらかを使って戻りを試しにきます。
昨日の段階で2番底の波形は100%を埋めてしまってますので高値更新あればどちらかの波形で動く事となります。
ですので高値更新があれば調整を入れながら大きく戻る可能性がある為、ショートは一旦新規ポジは持たない方が良いです。
現状ショートのポジションを持ってる人は昨日の高値を抜けてくれば一旦ロスカットをするか同枚数ロングを挟むかした方がいいポイントです。
二番底からの波形を埋めてますので、このまま下値をチャレンジする可能性が高いですが、本日はゴトー日という事もありますので一応戻りの警戒をしておいた方がいいでしょう。
短期的にどちらに動くのか非常に読みづらいので、本日は昨日の高値109.774に注目してトレードプランを立てていく事となります。
中長期の目線は変わらず108.3を試す波形です。
5/16追記
昨夜は自動車関税6か月延期の報道を受けてドルの買戻しが進みドル円が上昇という報道がありました。
ですが自動車関税に関しては貿易交渉をしている間はもともと高関税は課さないと日欧と合意していた事ですので、米株の買いにドル円が反応したような形です。
米株に関してはパウエル率いる株価対策チームに仕業だと思います。
ですので一時的に買戻しが入っただけで特にトレンド転換するようなファンダ要素は未だ出ておりません。
①米中合意に関するニュース
②日本の増税延期・凍結
ファンダから始まった下落相場ですので、これ以外にトレンドを転換させる材料はないでしょう。
引き続き下目線です。
ではチャートから昨日の値動きを見ていきます。
MACD
【日足DC・8時間GC・4時間GC・2時間GC】→下落相場の中での戻り波形
全て0ライン以下で推移→下落相場
1時間足で細かく見ていきます
昨日の止められたラインは戻り高値からのフィボ100%で綺麗に反応している事がわかります。
少しやっかいなのは
1時間足で2番底となったライン109.145をギリギリ割らなかった事です。
ここを少しでも割ってきていたら
エリオットのカウントがわかりやすく今が戻り4波形と判断出来たのですが、割らずに上昇した事によって
この可能性が少し残ってしまった状態です。
次はフィボとトレンド線から展開を考えていきます。
日足は下落一辺倒の中で上値いっぱいの位置にいます。
8時間は中立、4時間は昨日の高値近辺で頭打ちといった形。
直近の戻り高値は安値からのフィボ76.4%ラインで止められてる事から見ると
波形はこっちの可能性が高いです。
ではまとめていきます、まず抑えておかないといけないローソク足は
この安値と高値、どっちを先に更新するかでエリオットカウントがガラっと変わります。
そして下値は戻り高値からのフィボ100%をタッチしてる事に対して、戻りは76.4%で止められてる事を考慮すると下落が強い。
このまま昨日の下値を下回ってきた場足、下値を試すのに使ってくる波形は
このどちらかを使って下げてくる事になりますので、大きな陽線は倍返しで逆に深く掘って行きやすくなります。
波形の強さ掘ってきた時の期待値、昨夜ドルが買い戻された理由を考慮すると本日のエントリーポイントは引き続き戻り売りです。
本日注目するのは重要なローソク足の高値安値。
中長期は108.3を試す波形に変更は無し。
5/17追記
昨夜はアメリカに好材料は重なり戻りが昨日お伝えしていた上値重要なポイントを抜け加速する流れとなりました。
ウォールマートの決算は前日の米小売指標が悪かった事も踏まえて悪いものと勝手に決めつけていたのが悪かったです。
結果はウォールマートの決算、住宅着工件数、フィラデルフィア連銀景気指数全て内容が良く米株買いにドル買いが反応した形となりました。
ただダウは26000ドル手前では失速している事を見ると米中貿易戦争の見通しが立たない事には上値も追っていけないという状態です。
戻りは想定内ですのでまだ目線に変更はありません。
引き続き売り目線です。
重要な値を押さえ、ロスカットラインを明確にして売りを狙います。
ではテクニカルから値動きの予想をしていきます
MACD
○日足、DC中横ばいで中立 ○8時間GC ○4時間GC
●4時間以上は未だ0ライン以下で推移 ●4時間未満は0ライン以上
MACD総合判断 下落トレンドの戻り波形
注目トレンドライン
日足は上値を抑えていたラインを抜け(上図白く囲ってる所)戻りを試せる所にいます。
8時間4時間は上値いっぱいの位置にいますので上抜けしてくれば日足の合わせて大きく戻りを試す可能性があります。
では1時間足で細かく値動きを見ていきます。
昨日お伝えしていた上値と下値の重要なライン、上値を先に抜けてきた事によってエリオットのカウントは上昇カウントとなりました。
2番底からの上値の100%をクリアしてる事から次に上値追いで注目する波形は2番底以前の一番大きな陰線or直近のN字波形のどちらかです。
まず2番底以前の一番大きな陰線を使って戻りを試した場合はこちらです。
エリオットカウントもカウントバックして現在が3カウント目にあたる上げだとします。
ここまで戻っても下げ一辺倒できておりますので、日足の戻り4波形にしかなりません。
上図の100%ライン110.85は日足トレンドラインで次に上値を抑えられる位置と重なります。
ですが、ここから1円戻しをするなら何かしらファンダ要素が必要になります、この戻りがあるとすれば米中関連のポジティブニュースで思惑上げがあるならありえますが、現状では米中関連のポジティブニュースは無いので考えにくくなっております。
ですので、まずは直近のN字波形の高値と安値を使った値動きに注目です。
こちらが直近の波形を使って上値を試した時です。
カウントは昨日のまま上抜けをする波形です。
意識されるのは76.4%ラインと100%。
チャートのセオリーでいくと反転するなら76.4%ラインで止まる事が多いです、110.05抜けずにタッチ反転となった場合は要注目です。
抜けた場合は100%タッチで一息つく流れとなりますが、再度上昇に転じる可能性が高い事は覚えておきましょう。
また日足のアルゴ周期からクロスタイムが来週という事もありますので、本日は戻りか揉み合いになる可能性が高いです。
まとめ
本日の注目ポイントは110.05で反転するかどうかにまず注目。
少しでも抜けてくるなら110.28タッチか少し抜けから一息つくが、再度上昇に転じる。
日足周期とMACDの波形を考慮すると本日は戻り波形継続か揉み合いになる可能性が高い。
ファンダ要素が無い限り下値を試す波形は継続。
現在日足エリオット戻り4波に警戒。
以上です。
ファンダ色の強い地合いですので、週末持ち越しは避けたい所です。
狙いは引き付けてピンポイントで狙いましょう。
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