おやつタイム
山手線の外回りと内回りを、ノーナレでずーっと見せるタイトルをアマプラで見つけた。これが案外面白い。
家人が淹れてくれた珈琲と、自分があげたバレンタインチョコのお裾分けを、しめしめと頬張っている。
中央公論社(今の中公文庫)の『日本の歴史5 王朝の貴族』土田直鎮(つちだ なおしげ)著を買ったのは中学の頃。
度重なる引越しを生き残った猛者だけに、カバーもなく、茶色の姿を堂々と晒す、自慢の一冊。
今年の大河ドラマ『光る君へ』の副読本として、ずいぶん久しぶり読んでいる。
藤原道長の頁から読み始めたが、ふと気がついて彼の父、兼家の箇所に戻ってうーむとなった。
大河の兼家は非道に見えるが、案外な苦労人。兄弟との壮絶なバトルを生き抜いた猛者だった。兼家主人公でも、大河いけるんじゃね?と思うほど(冗談だけど半分本気)。
この本、初版は昭和四十八年十二月十日(って全部漢字な時代も良い味)。なので現代で似たような学術書があれば、そちらの方が最新の研究成果が記されていると思う。
そういう本も、いつかは読みたいな。
でも今の自分には、この本が合ってる気がする。
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