『境界領域の詩』石坂浩二とマイバッハ

やばい、いますごい引っ張られてる…
（いってらっしゃーい）

声近くない？
（どれ？）
ねこ
（ねこ？）
ちがう！
声が、ちかくない？

なんか上手く喋れんくなってきた

さすがだね…
（さすが？）
石坂浩二…

やばいっ！　また、きた
（いってらっしゃーい）
どっか行くみたいじゃん（笑）

ってかさ…
なんか…
せんのさ…
圧延ってどうやってやんの？
（線の？）
線路
（線路圧延するの？大変だね）
いや知らんけど
どういうあれだ…？

まちがえたっ！
なんか、取り返しのつかない間違いをした
膝が、膝がなんか…
膝を…木目調にした…
（やばいじゃん）
そしたら、マイバッハの内装と同じになった
（いいじゃん）
でも、膝だけだよ
（膝だけ…直す？）
んん…どうしよっかな

ちょっとさ、なんだっけ
そっか、なんか、んん…
そっか、たしかにそうだね
んん、そうだねえ…

んん
（大丈夫？）
大丈夫だよ！👍
なんだっけなんか言おうとして忘れた
（なんか言おうとした？ ）
うんん…