3月3日(金)のつぶやき

おはようございます。四万十は、快晴。
おーさむ・・・。今朝の最低気温は、-2、1度。
川へ。ヒエヒエ川風がわたる岸辺で、菜の花がゆれ、鶯がさえずってます。じこじこと色や声がふえて、カラフルにニギヤカになってゆく春。
でも、冬枯れの景色も好きな僕は、少しの寂しさも感じてます。
春を想像する楽しみがなくなってしまうから。

最高気温15、8度。午後も晴れ。

朝の冷たい風がおとなしくなった午後は、たっぷりな陽ざしが、ぬくい、嬉しい、春らしい。
外に飛びだして、畦に咲いた花などを見ていると、近所のおんちゃんに声をかけられました。
僕がここに移り住んでもう20年ちょいになるけど、このおんちゃんとは、はじめての世間バナシです(あいさつをかわすことはあったけど)。

・年々人がへってゆく村のコト・案外移住者もいる村人のコト・今よりも自然が豊かだった川のコト(地元のおんちゃんに川の話を聞くと、皆、昔の川のほうが魚影が(自然が)濃かった、という。哀号)。

小一時間ほど、ぺちゃくちゃとしゃべった最後に、お互いの名前も知らないと気づいて、笑いあったのでした。
あたたかな春の日は、ついつい口もかるくなっちゃいますね。

 ♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪
早春の満月は、3月7日です(ワーム・ムーン)。
人少なく灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。
焚き火にあたり、のんびりとお酒でも飲みながら、早春のまるい月をながめてみては?
ごろた石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。画像は、5月。

そして、川原から見る月も良いけど、水面から見る月もまた良いものです。
「秋のムーンリバーで」
秋の満月の夜。月明りながれる川をカヌー(カナディアン)で下る。
ムーンライトマジック。月光の川は、ほの白い光りのなかで、蒼く幻想的にながれている。
聞こえるのは、風、水の音、鳥の声。感じるのは、野生の息吹。
神秘的な夜の自然に、ノーテンキな乱入者は、畏怖の念をだく。

 ♪月が出た出た 月が出たぁ~(ヨイヨイ) 四万十川の上に 出たぁ~♪
などと口ずさみながら下れば、月影の小さな瀬でバランスをくずして、おっとっと・・・。アブナイ、アブナイ。暗い水の世界に、ひきずりこまれるのはゴメンだ、ぜよ。

 月灯りの川原に上陸し、小さな火をおこす。
アルミフォイルに包み焼いた肉、チーズ、まあるい月を肴に、ウイスキーを飲む。コットに寝袋をひろげ、もぐりこむ。そして、月の下で眠りにつきながらおもう。水面から見た今宵の月は、ちょっとオツな体験として、記憶の夜にものぼるのだろう、と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?