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同じ400㎞で行ける場所。

国際宇宙ステーションは、上空約400㎞を飛んでいるそうだ。弟の理科資料集に書いてあった。

この400㎞...東京からの直線距離なら神戸くらいまで。そう、人が恋焦がれて、訓練に訓練を重ねて飛び立つ先は「距離的」には東京から新幹線で数時間で行けてしまう。この週末にでも。

何が言いたいかというと、向きが違うだけでこんなにも難易度、そしてワクワク度合いが変わるものか、ということ。

これは物事全般に当てはまる気がしている。

これまでに切り開かれてきた行きやすい道と、進むことに困難が伴うことが確実な道。同じ距離、つまり同じ時間行くにしても、その先に待ち受ける景色は全く違うものになるだろう。

ISSに行くのも神戸に行くのも同じ400㎞。人生という限られた時間で到達できる場所は、きっと大人が教えてくれるよりぶっ飛んでいる、と思う。

探検の方向を少し変えてみる。他人とは違う方向に飛び出してみる。そこから、だれも考えていなかった世界の形が見えてくるのではないか。想像もしていないような場所まで行けるのではないか。


やってやろう、薄い小学生用資料集を手に思う。

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