#257 勝負に勝って試合に負ける

今回は勝つ=結果を出すと置き換えていきたいと思います。

今日、パーソナルで一緒に練習している学生さんが全日本大会の参加標準記録を突破しました。出会った当初から才能溢れた学生さんだったため、少しアドバイスをしただけですが、しっかりと努力しメキメキと実力をつけていくので本当に素晴らしいです。中学校での活躍を基に、高校→大学→社会人と順調に結果を出していってほしいですし、大器晩成となるよう寄り添って指導していきたいと思います。

陸上競技の全国大会の出場方法は大会によって違いますが、簡単に説明します。

全日本大会(中学校)・・・参加標準記録の突破
全国IH(高校)・・・地区大会で上位入賞(近畿、東海などの規模の地区)
全国インターカレッジ(大学)・・・参加標準記録の突破
全日本実業団(社会人)・・・参加標準記録の突破
日本選手権(全年齢)・・・参加標準記録の突破

各世代で主だった大会を挙げると上記の参加資格が必要となります。
入賞が必須になるのは高校だけですね。各世代、しっかりと努力すれば全国大会に参加できるような仕組みになってます(大抵の努力ではありませんが。。)

話は戻りますが、今回の大会でその学生さんは4位でした。入賞を逃した訳ですね。本人がどう思っているかはわかりませんが、私は4位で良かったのではないかと思います。もちろん、入賞することが本人の成功体験につながることは重々承知していますが、もっと大きな舞台で活躍するためのバネにできれば、より飛躍していけるのではないかと思うのです。

要は勝負に勝って試合に負けた状態です。
まだシーズンは始まったばかりです。今回の経験を経て、夏シーズンぐらいに上位の選手に勝つ選手になってほしいと思います。

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