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明けましておめでとうございます

親族で集まったり、読書をしたりして、静かな正月を過ごしています。

2020年は、どのような年になるのでしょうか。社会の動きは早く、なかなか予想がつきません。ですが、自分の力が及ぶ範囲については、良い方向への働きかけができればと思います。これは、スティーブン・コビーの『7つの習慣』で学んだ、「影響の輪」の考え方です。

昨年2019年は、影響をうまく発揮できず、良い結果に結びつけることができなかったことがあり、それを反省しています。今年は、ためらわずに働きかけを強めていこうかと考えています。

さて、読書は、アン・ブレア『情報爆発』に取り組んでいます。ルネサンス期以降の、印刷技術による情報爆発に対応するために、レファレンス書が生まれたことについて、膨大な調査をもとに書かれた本です。ある種のビジネス書のような薄さとは対極にある本と言えます。この本を、何かを生かすことなどは気にせず、ただ楽しみながら読み進めています。

「今日、ノート作成は、初期近代ヨーロッパにおいて標準的であったかたち(書籍の余白や、ノートブック、あるいは、ばらばらの紙にインク書き)から、いろいろな電子的形式まで、さまざまなかたちをとる。ブログを書くことで人は読書や経験から得た情報を他者と共有することができるが、それは、十七世紀の教師たちが推奨したグループ内でのノートの共有によく似ている。」P81

自分の情報整理の環境はというと、iPad Proを活用して、極力デジタル化するようにしています。紙という物質を保管しなくてすむようにするためです。iPad Proで利用できるApple Pencilは、書き味もよく、大きな違和感なく手書きでノートをとることができます。

これまで、さまざまな手帳やノート、情報カードなどを使ってきましたが、物質として存在することは、かさばるというデメリットが発生します。そのため、手帳やノートは最小限にして、もっぱらiPadを使うようにしているわけです。

情報にアクセスすることが容易な現在において、記憶しておくことの価値は低下し続けています。また、陳腐な情報はありふれています。物事を深く追究するとともに、相手に伝わるストーリーを構築できることが求められていると感じます。

今年は、物事の追究と、ストーリー構築を意識しながら、日々を重ねていければと思っています。


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