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私が選ぶこの本ベスト

なぜ本なのか?

なぜ本が大切なのか、それは過去の知見を手っ取り早く学べるものだから。(自分が困ることは、とうの昔にもっと偉い人も同じ問題にあたっていて良い解決策をみつけている。)

人によって読むべき本は変わる?

おすすめと言っても、その人にとって読むべき本は、時間軸(社会人1年目と10年目)や役割(経営者と営業マン)によっても変わるはず。もっと言うと学びたい領域も人によって変わるはず。だから今、読みたい本を読むのが一番いいと思っていますが、やっぱり良い本もあれば悪い本もあります。良い本はとても本質的で系統的にまとまっていたりするので少々時間が経っている情報でも私たちの血となり肉になってくれます。

01 ビジネス編

問題解決 ~あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術~
(高田貴久 岩澤智之)

30代に読みましたが「問題の発見とその解決アプローチ」がビジネスにとって基本になることをこのとき初めて気付かされました。もっと早く読んでおけば良かったと心底、思った本。(でも社会人1年目とかだとピンと来てなかったと思う)

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マイケル・ポーターの競争戦略 エッセンシャル版
(ジョアン・マグレッタ)

戦略の本はたくさんありますが、みんな色んな角度から色んな話をするのでわかったようなわからないような日々が続いていたときに読んだ本。著名なマイケルポーターのエッセンシャル版で「これだ!」と思いました。

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あたらしい戦略の教科書
(酒井穣)

初級向けで20代に読んだ本。でも「戦略とは何か」という永遠の謎が解けたと感じた本。すごく腑に落ちて、今でも戦略の話をするときはこの本が頭によぎる。当時、会社の先輩が持っていて奪って借りていたが、後から自分で買い直した。

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イノベーションのジレンマ
(クレイトン・クリステンセン)

有名なのでご存知の方も多いと思いますが、やはりあげておきたい。会社の1年目の課題図書になっていたものを奪って読んだ本。すでにフィルムカメラがデジタルカメラにとって代わられたような実例も多いのでいわずもがなですが、やはりこのような局面は今後も多発するはず。

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価格の心理学 
(リー・コールドウェル著)

サービス設計とか商品開発に関わる人にはおすすめ。値段を決めるというシーンは意外とありますが、参考になる本。定食の松竹梅の値段の割合などが書かれていて面白い話。

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02 内面編

ストレングス・ファインダー
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」
(マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン)

自分の強みを見つけるためのアンケートができるパスコードが付いていてネットで回答すると結果がでます。本を読まなくても強みはわかるのですが、自分以外にも周りの人の結果がわかると本を読む意義が強まります。このジャンルのものは多いですが、ストレングスファインダーは項目が細分化されていて、その後の解説もしっかりしているので信憑性があっておすすめ。

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武器になる哲学
人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
(山口 周)

哲学というものに触れずに生きてきたけど「哲学っておもしろいかも、必要かも」と感じるきっかけとなった本。物事を本質的に考えていくと、なんやかんやで、哲学にたどりつく気がします。

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ニュータイプの時代
新時代を生き抜く24の思考・行動様式
(山口 周)  

比較的に最近の本から。働く期間が長くなることで働き方も変わるし、今の時代、問題の解決よりも問題を発見するほうが希少、という発想で「たしかに!」と思った本。考え方として大事な要素が多いので、今読むべき本。

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03 理科・歴史編

理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ
(吉川浩満)

進化の話は、ビジネスにも普段の自分の行動様式にも関係してくると思うので大事。ダーウィンに関する本も読みましたが、この理不尽な進化というテーマは大変興味深く、生物が戦略的な進化ではなく偶然による要素も強いというビジネスの概念を覆された本。でも実際そうなのです。

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ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史
ニコラス・クリスタキス

2020年の本。グループが無人島に辿り着いたときどのような現実が起きるのか、なぜ人が共通点を求めるのか、なぜ人が死を悲しむのか、人類の本能から社会行動を考えさせられる本。ページ数が多いので注意。

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21世紀の貨幣論
フェリックス マーティン

貨幣って何なのか。物物交換だけだと思ったら大間違い。持ち運びできない巨大石器の貨幣の実例など、モノの価値や信用取引のような貨幣の歴史から社会について感じるものが多い本。

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04 デザイン編

Design rule index―デザイン、新100の法則
William Lidwell, Kritina Holden, Jill Butler

いくつかバリエーションが増えていますがこのタイトルのものが当時、自分の大学の教科書になっていて、英語版だったので日本語版で買い直した本。人間工学や心理の話が実例を含めて100収録されており、タイプライターの配置の話などUI/UXに関わる要素も多い。20歳前後で出会って衝撃を受けた。

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他にも「ビジョナリーカンパニー」「ファクトフルネス」「イシューからはじめよ」なども影響を受けましたが、読んだ方も多いと思い外しました。今後はリベラルアーツの本を読んでみたいと思っています。
後、デザインに関する本は思い返してみると本という形では影響を受けたものが少なく、展示会や映画や写真などが多かったので今回のテーマからは割愛しました。