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英語と向き合うということ13

はじめに

振り返れば、久しぶりに人が好きになったと思います。別にそういう意味ではなくて、まあ確かに可愛いらしい女性なのですが、これまでの英語の先生とはちょっと違うやり方なのです。

英会話カフェの通常のスタイル

それは、気軽な会話中心がコンセプトでもある英会話カフェなので、当然と言えば当然なのですが、雑談というなんとも絶妙な会話スタイルでして。天気の話とか休みの日の予定から、いかに話を広げていくか。また先生の立場の人は、一つの話題を順番にみんなに振っていく(時々振っていかない人もいますが)

ほとんどがそんな感じで。

今度の先生は、ちょっと違うのです。多分、時給で言うと割に合わないけど色々用意しているのだろうと思います。あと、うまくいくか試しているのかもしれません。まずその努力というか、余計なアイデアは実施しないことが多い。(それもすごくわかるのです。生徒側のレベルがバラバラだと何かやろうとしても崩壊するので、危険なのです)

新しい先生のやり方

英会話セッションの崩壊の危険を犯してまで、何をしているのかというと、言葉のゲームなのです。

Two truths and a lie
まず最初に、一人が3つのトピックスを挙げて1つに嘘を含める。それをみんなで質問しながら嘘を当てるゲーム。(それを順番に回していく)

20 Questions
20の質問というゲーム。一つを頭に浮かべて、みんなが質問をして出題者はYESかNOでしか答えてはいけない。20の質問で答えを当てるゲーム。

日本語でも一瞬ルールが分からないけど、英語でこれをやる。結構大変だし頭を使うのですが、やはり英語力が鍛えられる。こういうのをいくつもやるのです。

雑談だと自分の都合のいい短い文(I like indian curryとか)をちょっと話して終わり。それの繰り返しみたいになりますが、このゲームだと、とにかく人に質問しなければならないので、質問文を多用することになるのです。そして、自分が回答する側だと説明もしなければならないので、非常に大変なのです。これが普段なかなかできない英語学習なので、効果的なのです。

結構大変。でも、多分笑いの数は圧倒的に多い。先生(この新しい先生)も横でニヤニヤしてる。人が少ないと先生も混じって質問とかしてくる。

リーディング

そして、もう一つ英語の本を一緒に読むというリーディングを企画してくれているのですが、これがまた大変でかつ効果的。

やっぱり日本人にとって、スピーキング(話す練習)が足りないのは自明で、なので英会話カフェとかでスピーキングを練習しにいくわけですが、語学の栄養素として、いくらスピーキングが弱いと言っても偏るのは成長の妨げになるのです。結局、単語を知らないといけないし、聞き取りも、話すことも、全部バランスよく取り入れないと成長して行かないのはわかっているのです。

そういう意味だとリーディング(読む練習)が一番疎かになりやすいと思います。英字新聞と絶対に続かないし、英語の童話とかも試したけど、よっぽど今ならアプリでスピーキングの方がやりやすい。多読が英語力に重要というのもよく聞きます。

新しい先生は一つの英語の物語を用意してくれて、口に出して読んで、1回目は全然頭に入ってこないのですが、一文づつ説明してくれる。そうすると意味がちょっと理解できる。それを繰り返していくと、全体のストーリーが理解できるのです。時々、本文の内容のクイズとかも入れてストーリーの理解度を確認します。

リーディングが重要と言われる意味が分かった気がします。初めて気づきました。そしてリーディングがスピーキング以上に苦手なことにも気づきました。次のステップにリーディングが必要なんだと思います(自分の場合)。

最後に

違うアプローチを用意してくれたおかげで、いろんな気づきがあったし、実際にトレーニングとしても圧力感?がある。そして、繰り返しになりますが、そこまで準備するのは大変だし、生徒側がついてこれなかったら、先生も残念な気持ちになるし、色々リスクがあるけど、試してくれているのだと思います。そんな頭が良くて、人のいい新しい先生に感謝しているし、何か英語上達のきっかけになる気がしています。