Q:テニサーの新人勧誘を成功させるには?
A.勧誘期間中に個別相談会を実施することで、テニサーに参加した後の他の活動との両立できるようにする。
ケース問題の解き方は基本的に3つのステップ。
①状況を明確に定義し
②状況を分解するこでターゲット・課題を特定し、
③施策を検討する
今回もこのステップに従って対応を検討します。
①状況の定義
まず、サークルの状況と成功について下のように定義しました。
サークルについて:
このサークルはテニスサークルの中でも比較的、真面目に活動を行っているサークルであり、主に活動を行っているのは大学1,2年生(大学3年生以降は就活などに伴いほとんど参加がなし)であり、合計で10名程度。
また、サークルに入会した段階での経験者と初心者の比率は1:1とする。
今回の依頼の背景:
本サークルは今年の秋に開催される同大学内のサークル間交流大会(テニス団体戦…ダブルス×2、シングルス×3)にて優勝するための人材を獲得することを目的に、新人を勧誘する。
自身の立場:
本サークルの主将
成功の定義:
秋の大会までに初心者が劇的に上達することは難しいという判断から、経験者をターゲットに、
チーム内でこれまでにメンバーと経験者とのレギュラー争いが行われる4人以上を確保する。
②状況を分解し、ターゲット・課題を特定する
まず、本サークルにとって避けるべき状況は他のサークルや活動に経験者を持っていかれる状況である。それを踏まえて、当サークルと他団体への参加するメリット・デメリット比較分析する。
体育会:
メリット:
・テニスを本格的に行うには、環境が最も整っており、理想的な環境。
デメリット:
・体育会活動に集中する必要があることから、他の活動を並列して行うことが実質不可能。
本サークル:
メリット:
・体育会と比較した場合、テニス以外の活動を行う余地がある。
・大会の優勝を目指しているという背景から他のサークルよりも相対的に、テニスを真面目に行っている。
弱み:
・テニスも他の活動も中途半端になりかねない。
他サークル:
強み:
・遊びの活動をかなり行うため、遊ぶことを目的とした場合、最適。
・サークル活動にそこまで力を注いでいないため、他の活動を中心に行う人でも十分に参加できる。
弱み:
・テニスを熱心に行っているわけではないため、テニスをしっかり行うことも目的としている場合には不適切。
このような状況の分析から「テニスをしっかり競技しつつ、他の活動を行いたい人」をターゲットに勧誘活動を行う
③施策を検討する。
人の購買運動は
「認知・興味」「欲求」「行動」の3段階に分解することができる。
そして、本サークルについて整理した場合、下のようになる。
「認知・興味」
認知・興味について、手段は「インターネット」「口コミ」「チラシ」などんの活動が考えられる。
そして、これらの手段については、コンタクト手段・機会に体育会や他サークルと比較して大きな違いはないため、ほとんど違いはないと判断。
「欲求」
相対的に、課題があると判断。
「行動」
学校として規定されているため、変更が不可。
つまり、「テニスをしっかり競技しつつ、他の活動を行いたい人」の「欲求」に対してアプローチする。
具体的に検討をすると、
欲求は「メリットーデメリット」をいかに大きくするか、ということである。
そして、メリットの強化は他サークルや体育会に近づいていくため、デメリットの縮小する方向で、アイデアを検討する。
その一例として、サークル参加後の他活動との両立支援とか、があるだろう。
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