2021/07/07の一本
本日に取り上げるのはこちら。
内容は、ユーグレナの作成したミドリムシなどを原料とするバイオジェット燃料を個人所有のプライベートジェット機に導入してテスト飛行を行い、鹿児島空港から羽田空港まで約90分間飛行した、という内容。
こちらの記事を取り上げた理由は他のバイオマス燃料との違いからだ。
バイオマス燃料は、植物から作成されるため、二酸化炭素排出量を0として計算する燃料である。そして、現在においてバイオマス燃料は主にとうもろこしなどの穀物から作成される。
その前提の上で、ユーグレナのバイオマス燃料について考えると、個人的には他のバイオマス燃料よりも評価が高いと考える。
というのも、ユーグレナのバイオマス燃料は主原材料はミドリムシであり、微生物である。これは他のバイオマス燃料と違い穀物が燃料として使われているわけではない。つまり、ユーグレナのバイオマス燃料の普及は、穀物原料のバイオマス燃料の利用の低下による穀物のバイオマス燃料での消費の減少、そしてその穀物を一部地域で置きているな穀物不足・食糧不足に対して活用できるのではないかと思う。
2025年をメドに商用プラントを建設する予定と記事にはあるが、それまでに今回の実績を積み重ね、商用プラントからの一気に市場普及する、そのような未来を期待したい。
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