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【知ってる?】この世で一番”ツライ”こと

どうも、アリソンです。

私はnoteで2度ほど、自分が尊敬している恩師の話をしました。
今回はそんな恩師に勧められた「哲学」に関するお話です。

ニーチェの哲学

皆も名前だけは聞いたことがあるであろう「ニーチェ」。
そんな彼が生み出した哲学がとても興味深いものでした。

「神は死んだ」
この言葉もとても有名です。
しかし、言葉の意味をご存知ですか?

かつて、神は人間の創造主として崇められていた。
しかし、時代の進歩とともに、神に対する信仰心が失われ、絶対的価値観だったものが失われた。
ニーチェが放った「神は死んだ」という言葉は、消えることも間違うこともない価値観というのは、いずれ必ず失われるという意味を含んでいます。

これは仕事などにも当てはまります。
やる気に満ちた新卒の社会人が仕事に対して、精を出すわけですが、次第にやる気や目標を失い、ただ仕事を繰り返す日々になってしまう。

神は死んだという言葉の裏に隠された、絶対的価値観の喪失は仕事の他にも様々な事柄に当てはまるでしょう。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

<永劫回帰>

さて、ここから本題です。
人生でも最も辛いことは何か、考えたことはありますか?
病気を患うこと。
好きな人にフられること。
信頼していた人に裏切られること。
家族を事故でなくすこと。

辛いことはこの世に山ほどありますが、ニーチェはそのどれでもないと言います。

永劫回帰

それは、永遠に同じことを一定の周期で繰り返す生涯。
どうでしょう。辛そうに感じましたか?

想像しやすいように、私を例に例えましょう。
人生で起きたいくつかのトピックをあげてみましょう・
・小6の時に明石家さんまさんに出会う。
・第1志望の大学に合格する。
・大好きな海外アーティストのライブに参加する。
・自身が製作した映像作品がコンペで金賞を取る。
・中学サッカー部の最後の大会、決勝ゴールをアシストし地区3位になる。

どれもその時々でしか経験できない感動があります。

しかし、これまでの人生で経験してきたことが寸分違わず同じ周期で再び起こります。
<いや、小学生には戻れませんよ〜
あくまで、哲学的な視点に立つことが重要なのでそこは深く考えずに。

明石家さんまさんとの偶然の出会いは必然的なものに変わります。
自分が作った作品が金賞を取ることもわかっています。
汗を流しながら肩を組んで喜び合った試合も勝利することが確定しています。

さて、そんな人生どうでしょうか。
たとえ幸せな出来事連続でもそれを永遠に繰り返すことがとても苦痛であることは想像できたのではないでしょうか。

ニーチェはそういった考えから最も辛いことは<永劫回帰>であると考えたわけです。

これまた仕事の話に戻ります。
毎日同じことの繰り返しで仕事がつまらない
多くの人が抱えている悩みだと思います。
最初に2、3年は楽しくて学ぶことがあっても、それを40年も続けると思うととても辛いことのように思えてしまう。

永劫回帰の概念が少し身近になったのではないでしょうか。

では、そんな同じことの繰り返しでつまらない人生をどうやって生きていけばいいのか。

それは、今目の前のことに全力で取り組むこと!

起業家の自己啓発本に書いてありそうな文言ですが、この先同じことが繰り返されることがわかっているなら、退屈であること、つまらないことを受け入れて、少なくとも目の前のモノゴトを肯定的に捉え、全力で取り組んでいくしかないというわけです。

わたしは現在ミスマッチな環境に身を置き、これを何年も続けることは苦痛でしかないと感じています。その中でもnoteを投稿したり、本を読んだり、勉強したりと、少しづつ毎日に変化を起こそうと努力しています。

変わり映えしない日々をどう彩るか。
人生はそれにかかっているような気がします。

もし、毎日が退屈だと思われる方は、通勤の経路を変えたり、普段見ないジャンルの動画を見てみたりすると、面白い発見があるかもしれませんね。

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