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【速報】柴山昌彦議員、別居親の学校行事参加等について質問(4月26日 衆議院文部科学委員会)

4月26日、衆議院文部科学委員会で、柴山昌彦議員が別居親の学校行事参加等について質問し、「別居親に対して場所を知らせないようにする事例は、虐待・ネグレクトなどを発見する妨げになっている可能性もある」等、主張しました。
なお、柴山議員は、離婚後共同親権や法制審議会については、特に言及しませんでした。(「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律案」の法案審議の冒頭での質疑のため、3分程度の内容です)

ダイジェスト

(柴山議員)
「行事や子どもの混乱を防ぎつつ、別居親が子どもの様子を確認できるよう工夫している事例についての調査結果は?」
(初等中等教育局長)
「学校側で別居親が同居への了解を得たことを確認し、卒業式への参加を認めた事例、子どもの希望も勘案し、同居親と別居親の動線を分けるなど、両者が行事中に接触しない形で参加を認めた事例などが確認された」

(柴山議員)
「別居親には成績や健康状態を通知しなかったり、居場所を知らせないように転校させたりする事例についての調査結果は?」
(初等中等教育局長)
「聞き取りをした範囲では確認できず。一般論としては、父母の別居後も父母の双方が適切な形で子どもの養育に関わることは、子どもの利益の環境からも重要と考える」

(柴山議員)
「工夫されていることは、ぜひ横展開していただきたい」
「別居親に対して成績や健康状態を通知しなかったり、場所を知らせないようにする事例については、子どもの同居親よる虐待・ネグレクトなどのSOSを発見する妨げになっている可能性もあるため、引き続きしっかりと調査をしていただきたい」

文字起こし

(柴山昌彦委員)
おはようございます。自由民主党の柴山昌彦です。質問の機会をいただき、ありがとうございます。法案に関する質問に先立って伺います。
私は超党派の共同養育支援議員連盟の会長を仰せつかっており、昨年4月22日にこの委員会の場で他方配偶者と別居中の、あるいは離婚後同居されていない親御さんが子の学校行事に参加できないことの問題点を指摘させていただきました。行事や子どもの混乱を防ぎつつ、別居親が子どもの様子を確認できるよう工夫している事例について調査していただくと当時おっしゃっていただきましたので、そのご報告をお願いいたします。
あわせて、別居親には成績や健康状態を通知しなかったり、居場所を知らせないように転校させたりする事例があるということですけれども、それについての調査もお聞かせください。

(藤原章夫初等中等教育局長)
お答えいたします。お尋ねの別居親の学校行事の参加につきまして、文部文部科学省において、昨年5月から7月にかけて教育委員会や教員等に聞き取りを行ったなかでは、学校側で別居親が同居への了解を得たことを確認し、卒業式への参加を認めた事例、子どもの希望も勘案し、同居親と別居親の動線を分けるなど、両者が行事中に接触しない形で参加を認めた事例などが確認されたところでございます。
また、成績や健康状態等の別居親への通知に関しましては、聞き取りをした範囲では確認できませんでしたが、一般論として申し上げれば、父母の別居後も父母の双方が適切な形で、子どもの養育に関わることは、子どもの利益の環境からも重要と考えます。
父母の離婚後等における子の養育のあり方に関しましては、現在、法務省を中心に議論がなされているものと認識しており、文部科学省としてはその議論を注視しつつ、今後の対応について、関係府省との連携の上、検討して参りたいと考えております。

(柴山昌彦委員)
他方親の同意がなければ子どもに会えないというのは、やはり子どもの観点からすると非常に問題がある例があるかと思います。
今、いろいろ工夫されていることについても紹介いただきましたけれども、そういった工夫についてはぜひ横展開をしていただきたいということ、それから別居親に対して成績や健康状態を通知しなかったり、場所を知らせないようにする事例について、未調査というか、調査をした範囲でなかなか詳しいデータがないということですけれども、それが子どもの同居親よる虐待・ネグレクトなどのSOSを発見する妨げになっている可能性もございますので、これについても引き続きしっかりと調査をしていただきたいというふうに思います。
法案審議に移らせていただきます。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
速報ですので、正確なところは、動画や議事録でご確認ください。

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