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「維新」だらけの「オレンジパレード」―与党の国会議員の参加はゼロ?

5月5日、東京・渋谷で、離婚後共同親権を求める運動団体などによるデモ行進「オレンジパレード」が行われました。

デモの先頭には「日本維新の会」の議員が並び、自民党・公明党の国会議員の参加はゼロ。また、共同養育支援議員連盟の幹部で、当日参加したのは梅村みずほ議員のみ、でした。
(*主催団体のサイト、各種報道、Twitter等での情報による)

賛同・協力団体は「桜の会」ほか、反児相も

オレンジパレードは、代表が法制審委員を務める「親子ネット」、「カス! ボケぇ!」などの怒号で街宣を展開する「桜の会」などが賛同・協力団体となっています。また、反児相の運動団体の名前も並んでいます。

  • 桜の会

  • 親子の面会交流を実現する全国ネットワーク

  • 児相被害を撲滅する会

  • 子どもの権利を守るNGO 子どもオンブズマン日本

  • 弁護士自治を考える会

  • …など

国会議員の参加者は「日本維新の会」のみ

自民党・公明党から参加した国会議員はゼロ。応援メッセージを寄せた自民党議員もわずか2名でした。

<参加>
石井あきら〔衆議院議員議員(日本維新の会)〕
梅村みずほ〔参議院議員(日本維新の会)〕
くしだ誠一〔参議院議員(日本維新の会)〕
石井苗子〔参議院議員(日本維新の会)〕

<応援メッセージ>
三谷英弘〔衆議院議員(自由民主党)〕
浅尾慶一郎〔参議院議員(自由民主党)〕
鈴木宗男〔参議院議員(日本維新の会)〕
足立康史〔衆議院議員(日本維新の会)〕
嘉田由紀子〔参議院議員〕

「共同養育支援議員連盟」幹部の参加も、梅村みずほ議員のみ

相変わらず、100人以上とされる議連の議員たちの存在感はなし。幹部たちすら関与を控えている状況です。

<参加>
梅村みずほ事務局次長(維新の会)

<応援メッセージ>
三谷英弘事務局長(自民党)
嘉田由紀子幹事(無所属)

<言及なし>
柴山昌彦会長(自民党)
牧原秀樹幹事長(自民党)
保岡宏武事務局次長(自民党)
小田原 潔幹事(自民党)
穂坂 泰幹事(自民党)
松原 仁幹事(立憲民主党)
太 栄志幹事(立憲民主党)
岬まき幹事(維新の会)
守島 正幹事(維新の会)
谷川とむ幹事(自民党)

地方議員も「維新」だらけ

地方議員でも自民党は1名のみで、大半が「日本維新の会」という状況です。

<参加(予定)>
阿部さとし〔千葉市議会議員(自由民主党)〕

佐藤浩〔柏市議会議員(日本維新の会)〕
関嵩史〔横浜市議会議員(日本維新の会)〕
丸山れいこ〔江戸川区議会議員(日本維新の会)〕
松本ときひろ〔品川区議会議員(日本維新の会)〕
のざわ哲夫〔千代田区議会議員(日本維新の会)〕
くしだ久子〔横浜市議会議員(日本維新の会)〕
大平真弘〔千葉市議会議員(日本維新の会)〕
大久保ゆみ〔栃木県議会議員(日本維新の会)〕

鈴木明〔武蔵村山市議会議員(立憲民主党)〕
矢部正平〔草加市議会議員(立憲民主党)〕

須田賢〔渋谷区議会議員〕
新藤かな〔港区議会議員〕
石井敏宏〔館山市議会議員〕
西ふじ あきこ〔尼崎市議会議員〕
中村一夫〔大和市議会議員〕

※大津綾香〔政治家女子48党〕

<応援メッセージ>
荒井いさお〔札幌市議会議員(日本維新の会)〕
千田昌寛〔江東区議会議員(日本維新の会)〕
山崎まさひこ〔千葉市議会議員(日本維新の会)〕
わたなべただひろ〔千葉市議会議員(日本維新の会)〕
石井めぐみ〔取手市議会議員(日本維新の会)〕
中村晴樹〔大東市議会議員(大阪維新の会)〕

桜井たかし〔千葉市議会議員〕
佐野まさと〔習志野市議会議員〕

取り上げたのは「東スポ」と「SAKISIRU」のみ

オレンジパレードについて取り上げたメディアは、「東スポ」と「SAKISIRU」のみにとどまりました。
「東スポ」は「政治家女子48党」にスポットを当てた記事で、見出しに「共同親権」等の文字はありません。
なお、現在、「SAKISIRU」は経営危機状態で、共同親権運動の関係者からカンパを集めています。

◆大津綾香〝政女党党首〟が対外活動開始でモテモテ「どんどん発信していきたい」
(東スポWEB 2023年5月5日)
お家騒動後、対外的な活動は統一地方選での街頭活動に限られていたが、この日は「政女党党首」として、実質的には初の対外活動。共同親権の導入を求める機運が高まっているとあって、国政政党党首の肩書は絶大で、各種団体関係者や支援者からのあいさつ攻めになっていた。

◆「原則共同親権を!」別居親らが渋谷でオレンジパレード。マスコミが報じない現場の熱気
制度導入に現実味、過去最多の参加者
(SAKISIRU 2023年5月5日)
出発前の集会には、国政政党で唯一、共同親権導入を政権公約に掲げる維新から4人の参院議員(石井章、石井苗子、梅村みずほ、串田誠一の各氏)が駆けつけ、自民、立民、維新など超党派の地方議員も各地から多数参列した。
串田氏は維新の公約化に際して慎重論があったのを押し切ったエピソードを披露。石井章氏が「共同親権、法制審議会は生半可でしょうがない。子ども連れ去り(防止)法案もしっかりやるくらいでないと」と気勢を上げた。

参加した議員などのTwitterより

以下、参加した議員などのTwitterを掲載します。


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