(6)殺人未遂は「氷山の一角」に過ぎない ―共同親権派の加害行為の実態―
共同親権運動を担ってきた橋本元棋士が、元妻らへの殺人未遂容疑で7月20日に逮捕されました。
この事件については、”共同親権とは関係ない” ”例外的な個別の事件だ”との見方もあります。
しかし、子どもの安全・安心を重視するのであれば、この事件はむしろ「氷山の一角」と見るべきではないでしょうか。
労働災害では、「1件の重大事故の背後には、29件の軽傷の事故が隠れており、さらにその背後には300件の異常が隠れている」と言われています。(ハインリッヒの法則)
DV・虐待では、被害者が表立って声をあげることは困難な場合も多く、問題が水面下に隠れやすい傾向にあります。
この記事では、メディアが報じてこなかった、共同親権運動による加害の実態を明らかにします。
子どもへの加害行為(例)
SNS等で実名や顔写真を晒す
居住地や保育園名などを晒す
生年月日を晒す
養育費を払わない、減額を繰り返す
運動会や授業参観などで、子どもの近くにつきまとう
学校行事でルールに従わずに騒ぐ
行事がない日にも学校へ押しかける …等々
(元)妻への加害行為(例)
SNS等で実名や顔写真を晒す
居住地や勤務先名などを晒す
SNS等で「誘拐犯」などと誹謗中傷する
職場へ押しかける、上司等に手紙を送りつける
(根拠がないのに)児童虐待として児童相談所へ通報する
養育費の振り込みメッセージを利用して嫌がらせする
裁判に仲間を動員し、傍聴席からヤジを飛ばし威圧する。 …等々
(元)義父母への加害行為(例)
SNS等で実名や顔写真を晒す
居住地や勤務先名などを晒す
SNS等で「誘拐一家」などと誹謗中傷する
自宅の最寄り駅で街宣する、自宅付近を街宣車で回る
自宅へ「お宅の娘が〇〇しています」などの手紙を投函する …等々
弁護士への加害行為(例)
事務所へ嫌がらせ電話をする、事務所前で街宣行動をする
架空の相談予約を入れる、Googleマップ等で低評価をつける
SNS等で「クズ弁護士」「犯罪者」などと中傷する
無理筋な懲戒請求や損害賠償請求を行う
弁護士の子どもへの危害をほのめかす
精神的に疲弊させ、辞任に追い込む …等々
裁判官らへの加害行為(例)
調停委員に激昂し、延々と演説を聞かせる
書記官を大声で怒鳴りつける
裁判官をSNS等で個人攻撃する
裁判所前でがなり立てて街宣活動を行う
裁判所の採用SNSに粘着的なコメントを繰り返す …等々
これらは、すべて共同親権を掲げる人たちが行ってきた行為の実例のうち、ほんの一部に過ぎません。
(具体的な内容は、Twitterで「 #共同親権推進派の正体 」 などを参照)
誹謗中傷を繰り返す橋本氏を「応援」してきたのは誰か?
橋本氏は、早い段階から、妻子らへの加害行為を繰り返してきましたが、共同親権派の政治家や活動家の多くは諫めることもなく、むしろ、橋本氏を後押ししてきました。
橋本氏は、2023年5月の裁判(名誉毀損事件)で、法廷で「ツイートした後もそれを名誉毀損だと指摘するような反応はなく、むしろ応援してくれるリプライが多かったために続けて問題ないと判断した」と語っています。
小川たまか氏Twitter(2023年7月21日)
殺人未遂事件は「単独親権制度が起こしている問題」!?
そして、今なお、殺人未遂事件があっても、共同親権派からは「単独親権制度が起こしている問題」等、擁護の声があげられています。
DV・虐待加害者から逃げ、生き延びている被害者にとっては、橋本氏の事件は、決して他人事とは思えません。
さて、この記事には、「別居親差別だ」「レッテル貼りだ」等の批判が来るかもしれません。しかし、危険なのは「別居親」一般ではなく、「共同親権を掲げて加害行為を繰り返す別居親」です。
「離婚後共同親権になってもDV・虐待は除外されるから大丈夫」と言っている方は、今まさに起きている問題を解決するよう、ぜひ行動を起こしてください。
なお、共同親権派の実態については、昨日投稿されたこちらのnoteもどうぞご覧ください。具体的な事例が丹念に集められています。
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