観察日記⑩:失敗もあるよね。ね?
こんにちは、ごきげんよう。ありしまです。
あっという間に梅雨明けをしてしまいましたね。
今年は梅雨が短すぎて嬉しい反面、夏を迎える心の用意ができていません。もう夏なのか。世の中の中高生たちは、来たる夏休みに心躍らせていることでしょう。
高校時代、色黒高校球児だった僕は、夏休みに苦い思い出があります。
夏休みは授業はないため、朝から練習をしていました。
炎天下の下、練習をしていたためか、午前中にも関わらず熱中症になってしまいました。学校近くのクリニックに担ぎ込まれた僕は、点滴をすることになります。
その時、男性の新人看護師さんが点滴を打ってくれることになったのですが、それが最悪の事態を招きました。
日々の日焼けをしてた僕の腕は、血管が見えなくなるほど真っ黒になっていました。さらに、新人の看護師さんは経験が浅く、正直注射がうまいとは言えませんでした。その結果、7回も注射を失敗され、僕の腕は穴だらけに。「泣きっ面に蜂」とは、まさにこのことです。
看護師さんの失敗を責めるわけではありません。誰にだって失敗はあるし、誰だって初めての瞬間があるのです。
観察日記第10回は、栽培の失敗について書いていきます。
(みなさんも熱中症にはくれぐれも気を付けてください!)
成長期の男子中学生かよ!
植物と男子中学生はすぐ背が伸びると言いますが…(聞いたことがない)。
6月末、暑さと突き刺すような日差しのおかげで、大豆の苗はぐんぐんと大きくなりました。
6月10日に播種をした大豆と枝豆。
目まぐるしく成長したおかげで、6月17日に鉢上げをしました。鉢上げ後の定植をいつにしようか迷っている間に、どうやら成長しすぎたようで…。
「これは伸びすぎだよ、実験に使えないよ」と先生から言われてしまいました。6月27日のことでした。俺、午前から凹む。
茎と茎の間(節間)が伸びすぎていて、とても貧弱な印象を受けます。
4月に播種した枝豆と比較しても分かる通り、とても細長いです。
原因は、強すぎる日光と、水のあげすぎだそうです。確かに、成長する条件が揃いすぎていて、太る前に身長が伸びすぎた感じです。
さらに、鉢上げ後のポットは近くに置きすぎない方が良いらしい。植物たちもディスタンス。なるべく葉と葉が接しないように置きます。学ぶことが多すぎる。
マジでタイミングがムズい
成長しすぎた大豆と枝豆にダメ出しを喰らい、午前から凹んでいた僕。「4月播種分の枝豆の収穫が手遅れかもしれない」と先生から伝えられます。俺、さらに凹む。
いやぁ…、収穫のタイミング難しくね…?
どの論文を読んでも、どのサイトを見ても明確な収穫適期は書かれておらず、「さやを触っていい感じだったら収穫しましょう」的なことが書いてあるだけです。なんだよそれ、テキトーすぎる。
分からないまま枝豆を放っておいた僕が悪いんです。
とりあえず、収穫するように言われたし、収穫しました。
中身を全部出すと、緑色の豆と黄色くなった豆が混在。俺、困惑。
「緑色だったらセーフじゃない?」と先生からフワッとした指導が入ったので、仕分けをしました。仕分けて、緑色の豆だけ、袋詰めしていきます。
今回の研究では、豆の水分含量の情報も必要なため、冷凍する前に重さを計っておきます。
冷凍前 − 凍結乾燥後=水分の重さ
といった感じで水分含量を出すことができます。もう失敗ばかりで、うまくいく気がしない…。
枝豆の収穫時期はとても難しいです。触ってみる、という曖昧な物差ししかなく、明確な適期はありません。次に育てるときは、毎日全てのさやを触る変態と化さなければなりません。妖怪 豆触りじじいと呼ぶことにしましょう。
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