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金閣寺、2日後に再訪するほどの美しさ

七十二候は草露白(くさのつゆしろし)、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

昨日の続き。伏見稲荷大社からの金閣寺、贅沢なコースです。
金閣寺は本名、鹿苑寺ですね。
ここも、長年行きたい行きたいと思い続けて、何故か足を運ばなかった所。

京都の上の方にあるから、遠いイメージだったので重い腰が上がらなかったのだと思うけど、思えば、日本の上の方にある北海道には揚々と飛行機乗って行くのだから、不思議。
行ってみての結論、全然遠くない。
その証拠に、2日後に再訪しました。
なぜなら、あまりにも美しかったから。

それと、見足りなかったから。
というのも、まさか入ってすぐの所がハイライトだと思わなくて、わ~綺麗!と思って写真を撮って、ささーっと過ぎてしまったのです。
金閣寺に近づき、通り過ぎ、そしたら後はもう見えない、という不覚の事態。
その悲しみ(というと大袈裟だけど)は、最後のお抹茶で癒しました。
赤い敷物に、和傘、ザ・ジャパニーズ甘味処の装い。
お抹茶のお供には金閣寺でしか頂けない、和三盆のお菓子。中にはあずき、上には金箔。優しい甘さが口に広がったところに、抹茶の苦さが丁度いい。

その時は癒されましたが、機会があればリベンジをしたいのが人間です。
そんなわけで、日曜日にまた天気も良さそうだし、そうだ京都へ行こう!ということで再訪。朝一で行きました。
今度は存分に眺めた。
というか、太陽が差すのを待っている間眺めていた。
金曜日に行った時は全然人がいなかったので、その時にもっと堪能しておかなかったことを後悔しつつ。それでも、日曜日でこの程度なのか、と思えるくらいの人だったから良し。
美しさを目に焼き付け。でも、本体を焼き尽くそうという発想には、絶対にならないよなあ、と。三島由紀夫の『金閣寺』の話です。

お参りの後は、すぐ近くにある阿闍梨餅の本店へ。
みなさま、ご存知だっただろうか、阿闍梨餅のお店の名前は「満月」であったことを。
私は最近知った。
それほどに「阿闍梨餅」で名をはせている。
しかし、金閣寺の近くにお店を構えるには適切なネーミングかもしれない。どちらも金色に輝いているから。


そんな満月さん、金閣寺店限定・土日祝限定、という限定のダブルパンチのレア商品がある。
その名も「満月」。
看板商品名の陰にいる店名を、レアアイテムで持ち上げるスタイル。

そのお饅頭の存在を知ったのは、金曜日。折角だから本店を覗いてみよう、と思いたった。
平日のため購入できなかった無念を、2日後に晴らすことはできたというわけ。
肝心のお味はと言うと、美味しいけどリピートはしない、というところ。折角行くなら1回くらい食べてみたらいいんじゃない?ってかんじ。

周りが固いボーロのようで、中にもったりとした白餡が入っている。想像の1/3の大きさだったけど、白餡の甘さのお陰で丁度いいサイズ。

そういえば、お支払い現金のみなので要注意。
尤も、京都に行く際はキャッシュの準備必須。
拝観料や御朱印も現金のみだから。
中々不便なので、せめてPayPayだけでも対応してくれないかなあ。

最後に違うアングルからの金閣寺をお届けして、今日はこの辺で。
ごきげんよう。


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