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京都と言えば湯豆腐、櫻井屋さんと竹むらさんへ

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

昨日の続きです。伏見稲荷大社からの金閣寺、と書きましたが、実はその前に北野天満宮へ。こちらも参拝者用駐車場が無料なのです。ありがたや。
伏見稲荷からは約20分のドライブで到着。予定外の良い運動をした後なので、お参りの前にランチタイム。

目を付けていた、真横にある「櫻井屋」さんで湯豆腐をいただく。
昔、母とよく京都に来ていた頃ランチは大抵、嵐山の竹むらさんで湯豆腐だった。
そんな脳にインプットされた「京都=湯豆腐」の方程式のせいで、他にも美味しそうで行ってみたいレストランがたくさんあるけれど、一向に行けないという問題。

懐かしの竹むらさんに再訪したい気持ちは山々だったけれど、伏見稲荷から嵐山は正反対。それに、金閣寺から絹掛けの道を通って仁和寺まで行こうと思っていたので、その周辺で探して見つけたのが櫻井屋さん。


結果オーライ。とても美味しかった。
お豆腐はもちろんのこと、汲み上げ湯葉はとろとろ、八寸や炊き合わせ、生麩田楽など、全部美味。
冒頭の写真に肝心のお豆腐が写っていないのはご愛嬌。

竹むらさんにはなかったお料理ばかり、と思っていたら、逆に天ぷらは出なかった。残念、と思っていたら、後から来たお隣さんには天ぷらが出ていたので、全くないということではないよう。

とても美味しかったのだけど、思い出は美化されるのか、竹むらさんはもっと美味しかった気がして。更に再訪欲が高まる。
そんな願いはすぐに果たされました。そう、日曜日に。

今度も、いい運動(内容については後日)をした後の湯豆腐。日曜日だけれど、待たずにすぐに通されてラッキー。と思ったら、まさかの「本日、胡麻豆腐が終了しました」との悲報。
でも、代わりに松のコースは揚げ出し豆腐を、元々揚げ出し豆腐がついている2つのコースは海老の天ぷらを、お出しします、とのこと。
逡巡の後、松にしたのだけど、ちょっと後悔。というのも、後から来たお隣さんに出されたのを見ると、とても大きいのが2匹ついていたから。まあ、そういうこともありますね。

さて、肝心のお豆腐は、やっぱり美味しい。薬味に海苔が付いているのも良い。
八寸、ひろうす、揚げ出し豆腐、お野菜の天ぷら、おひつでサーブされるご飯。全部美味しい。しかも、一つ一つ良いタイミングで出してくれたので、熱い内にいただけたのも良い。


ただ、八寸は断然、櫻井屋さんの方が良かった。
そして、サービスも。櫻井屋さんの方は優しそうな、物腰柔らかなかんじで、とても良かった。
竹むらさんは、普通だったのだけど、マイナスポイントが2つあったのです。
まず、最初に案内してくれた方がものすごくボソボソ話していたこと、そして、あろうことか、天ぷらを出してくれた方が、他のお客さんの下げ膳を同じお盆に載せて持ってきたこと。
その他の人の食べた後のお皿を前に、ビックリ啞然としていたら、「大丈夫ですか?」と言われました。いやいや、あなたの方こそ、というのは心の内に留めておいたけれど、やはり気になったので、帰りに女将さんに言っておきました。怒る人は怒るだろうからねえ。

今、ホームページを見て気付いたのだが、柚子のお豆腐もなかった。なぜ?
今回食べ損ねた胡麻豆腐のリベンジにまた行こうと思ったけど、またサービスで「なんだかなあ」な思いをするくらいなら、他を開拓するのもアリかもしれない。
そんなわけで、京都で美味しい湯豆腐屋さんをご存知の方は、教えてくださいな。

さて、北野天満宮についても書いておきましょう。
櫻井屋さんで胃を満たした後に訪れたこちらは、人生2回目。
高校受験の前にお参りさせていただきました。私が行った時も、私のように、学問の神様に神頼みしている学生さんたちがいた。修学旅行か、社会見学か。そんな学生さんグループに先生のような人が説明をしているのを何となく聞いていたら、
「次が一番ご利益があるところ」とのこと。発せられたのは、本殿の前。
ほう?と思っていると、彼らは裏側へと向かう。付いていってみると、たくさんの絵馬が掛けられたところに、佇む一匹の牛。もちろん本物ではなく、石像です。

既に何体も牛さんには出会っており、どれも撫でてお願いをするタイプだったので一通り撫でたのだけど、それらの前出の子たちとは比較にならないくらい、削れておりました。
削れて、という表現が相応しいのか疑問だけど、人の手によって撫でられ続けて擦り切れていったということ。
私もしっかりとナデナデして、お願いをしましたよ。
生涯学習万歳、ということで今日はこの辺で。

ごきげんよう。









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