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「七色の毒」読了

サクッと読めちゃう短編集。面白かった。
虹の七色に準えたミステリー。「赤い水」「黒いハト」「白い原稿」「青い魚」「緑園の主」「黄色いリボン」「紫の花」の七篇。それぞれが独立しているストーリーながら、最後の伏線回収は中山さんらしい。じゅばん通りに読むことをお勧め。
登場する犬養隼人という刑事は元俳優養成所にいたという経歴の警察官。人の(というか男の)嘘を見抜くことが得意。
一見単純な事件も、彼が関係者を見るとちょっとした違和感から事件の背景に潜んだ「真相」を見抜くに至る。

モヤモヤせず、サクッと読めてしまうのでエンターテイメント感あってよかった。TVドラマ化なんかが向いているかも。

★★★★☆ 4.5




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