見出し画像

《ニューノーマルの記録 in 西ノ島》2週間後の風景を描きながら毎日を過ごす

●起こったこと

5月25日 都市部を含む全国で緊急事態宣言が解除される

東京都 週明け「ステップ2」へ ジムも再開 緊急事態宣言解除で | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012449831000.html

緊急事態宣言解除後、感染者が増える地域も

感染者増加、北九州市長「第2波のまっただ中にいる」| 朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASN5Y44GFN5YTIPE003.html

5月28日 西ノ島町は町内での経済対策を発表

「わがとこ応援商品券・食事券」が全住民に配布されるとのこと。使うぞ〜

西ノ島町独自の新型コロナウイルス感染症地域経済対策
http://www.town.nishinoshima.shimane.jp/kinkyu/890

学校によっては夏休み・冬休みが短くなる

7割が「月末まで休校」 夏休み短縮9割 朝日新聞調査| 朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASN5D6WW3N5DUTIL028.html

今回の休校は、学校が履修主義から修得主義に変わる機会になり得ると思っていたが、そう簡単には変化しないのだなぁ……。自由な時間はこうも簡単に奪われてしまうのか。
夏休みは先生方の自己研鑽期間でもあるのに(夏休中も、多くの先生方は出勤しています。研修旅行に行ったり、探究活動を進める方もおられます)。

第2波、第3波が来て、休校期間が増加したらどう対策するのだろうか。

●日々の生活


ナン探究

画像1

動画を見比べていたところ、スケッパー(大きいヘラ)を使っていることに気づいて購入。

全然手にくっつかないではないか!
いくらレシピを変えてもベタベタして困っていたのだが、まさか道具が原因だったとは……。
動画はやはり背景や環境の情報が多いなぁ。

また、火力はやはり重要で、我が家の場合は下記の順によく膨らんだ。
ダッチオーブン > フライパン(IH)> オーブンレンジ

まだまだお店のナンとは形状やカリカリ感など異なるので、探究を続ける。


畑作り
移住6年目にして、ようやく我が家の家庭菜園に参加するようになった。
少しやってみていろいろ思ったことがある。

・手間の時間スケールが長い
種を買ってもすぐまくことはできない。
種をまくまでに、土を掘り起こし、数週間前に苦土石灰でpHを変化させ、肥料を与えておかねばならない。天候にも左右されるためかなりバッファをとりながら予定を組まなければいけない。

・全然ナチュラル系じゃない
農業ってナチュラル系で自然と共生的なイメージがあったが、ゴリゴリに人為的であった。
建築中のアリの巣を破壊し、多様な雑草たちを抜きまくり、土を形成し、土壌のpHを変え、窒素やら何やら添加し、ヒトに都合の良い植物だけ密生させる。「ザ・人為」である。

・教育を農業にたとえていいのか
教育分野ではよく「土壌づくりが大事」という表現を耳にするし、私自身も使っていた。子どもたちを植物にたとえて、スクスク育つような環境をソフト面・ハード面から整えましょうということだ。

土いじりしていると、農作物はなかなか芽が出ないが、雑草は毎日生えてくる。
私達は農作物のような子どもを育てないと思っているんだろうか?
必要な機能を持ち、規格にあった子どもを?

じゃぁ何もしなくて良いかと言うと、耕作放棄地のような単一植生が目に浮かぶ。一度人為の手が加わった土地は、簡単には多種多様な植物が育つ自然林にはならないのかもしれない。

読書記録
▶『記憶のしくみ(上)(下)』ラリー・R・スクワイア 他 /講談社
DAncing Einsteinの青砥さんが勧めていて気になった本。
触感のホムンクルス像は個体差が大きく、体験によって書き換わるというのは驚きだった。
教育関係は記憶と切り離せないなと思って読んだが、今自分が読んでピンとくる内容ではなかった。
自分の場合、ミクロ生物学よりマクロ生物学の方がワクワク感が高いんだなぁ。

▶『人にはなぜ教育が必要なのか』小室直樹・色摩力男/総合法令出版
現在の教育の自明性を疑うには、過去の歴史観をもって俯瞰する必要があると思って読んだ本。
プレSNS時代の本は、言い回しや表現がところどころ過激で、そのため読者との距離感が近い。

"ラテン語の「独裁者(ディクタートル dictartor)」の本当の意味は、民主主義が危機に陥ったときに、みんなの総意で一定の制限下に独裁権を与えられた人を指すのです。(中略)ローマの「委任独裁」も、民主主義の危機を救う方便だったというわけです。(中略)委任独裁はやむを得ない。いや、委任独裁がないとデモクラシーは生き延びられない。これが、欧米人のデモクラシー観だと思います。" 『人にはなぜ教育が必要なのか』小室直樹・色摩力男/総合法令出版(1997)より引用

国家権力(公権力)、国家権力からの個人の権利を守る自由、人権の意味等、コロナ禍でちょうど議論されていた部分に言及している。その他、エリート論など、再考したいことも載っていた。

各国の対応を見ても、人命を守るために国家権力が個人の権利を制限せざるを得ない状況が続いている。

今は、政治、国家、権利について自分ごととして考えやすい時期である。
また読み進めたい。

動画視聴記録

▶ワンパンマン
私はたまに「するべきことはあるけどしたくない、寝るもの面倒だ」みたいなどうしようもない状態に陥ることがある。そういうとき、ネット上をふらふらしているとたいてい面白い漫画に出会う。

今回はONE原作の『ワンパンマン』。

推しポイントは下記の通りだ。

・「主人公が強すぎてワンパン(ワンパンチ、一撃)で敵が倒れてしまう」というシンプル設定
・テンポが良いギャグ
・ギャグ漫画と思いきや、主人公サイタマさんの考え方や行動がめちゃめちゃかっこいい

原作、リメイク版ともにweb閲覧が可能なので気になる方は是非。

▶Netflixの子ども向けアニメ
娘は『ユーフーしゅつどう!』『スーパーウィングス』『スタービーム』などが好きでよく見ている。彼女は乗り物や道具が好きだ。

複数見ていて気づいたのだが、ネトフリオリジナルアニメはテンプレートがある(Netflix側から似た作品をススメられているという要因ももちろんある)。主人公は子ども・動物・乗り物など様々だが内容はだいたいテンプレに沿っている。

・複数人で協力して人助けをする
・本部などの要請を受けて出動する or 事件性を感じたら出動する

これが「大人が子どもに見せたいアニメ」の典型なのかもしれない。しかし私は天の邪鬼なのでなんだかムズムズしてしまう。
一人で好きなことやったりするのも良いじゃない?社会のためじゃなくて、自分の興味関心を探求するのも良いのでは?などなど……。

また、最近は時計を見えるところに置いて、時間がきたら自分で動画を止めるよう娘と相談している。毎回ではないが、自分で止められるようになってきた。

所感

来週からは町営塾も活動再開。
周辺のリアクションを見ていると「だんだん元通りになってきた」、「まだまだ苦しい」、「新しいやり方を模索していかなくては」等、様々だ。

子どもたちは自然に近い存在だ。
人間界が揺れているときは自然界に心身を委ねよう。子どもたちに呼吸を教わりながら過ごそうと思う。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?