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《ペア読書記録》サピエンス全史 下巻

前回の上巻に続き、下巻のペア読書の記録です。
引き続き石坂達さんにご協力いただきました。ありがとうございます!

※注意
自分用の記録と、誰かの読書のきっかけのために書きます。
流し読みのため、「本文の引用」と「自分達の解釈」を書き分けられていません。
参照するときは、ご自分の目で本文をご確認くださいませ〜。

●本文概要
・宗教、科学革命、幸福論、超ホモ・サピエンスの話題。
・科学、資本主義、産業革命の結びつきとその後の世界の変化。

●読後感想
私「なまじ知っている内容だったので、うんそうだよね〜という感じで流し読みしてしまった。面白がれないのはある意味老化かもしれない」

石坂さん「資本主義の拡大のあたりはもう一度読み直したい」

●議論
・p.79 ギルカメシュ・プロジェクト
ギルガメシュが死は避けられない、と悟ることについて

→知人の大学のレポート課題で「進化上、生物はなぜ死という形質を獲得したのか。死という形質をもつメリットについて述べよ」というのがあった。死を必ずしもネガティブなものとして捉えなくてもよいのでは。

→生は、死とコントラストを成すのではないか。死が近しいところこそ、生が近い。
病院の入院患者は、死から遠ざけられているが、同時に生からも遠ざけられているのでは?

→死を獲得する≠生を獲得する、
死なない≠生きている
死のリスクが有る場面でも、生命エネルギーを発散できていると生きている感じがする

・幸福論について
→科学は帰納的アプローチ。脳内の化学物質等、エビデンスを積み上げる。
宗教は演繹的アプローチ。全体の概念図を描いて、個別の事例にあてはめていく。

・幸福と死
→絵本『100万回生きた猫』の猫は解脱したのではないか。

●関連しそうな文献
・科学革命
『科学哲学の冒険』戸田山和久書/NHK出版

・幸福論
認知行動療法の分野が近そうだと思った。
『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健/ダイヤモンド社

・超ホモデウス
最近のテクノロジーとその後の未来論は、落合陽一さんの書籍とシン・ニホンあたりか。
『シン・ニホン』安宅和人/ニューズピックス

●ペア読書後 所感
・ペア読書の枠組みがないと読みにくかったなぁ、というのは双方共通した感想でした。

読後のディスカッションで、新たな問いや次のアクションが浮かぶのはペア読書の面白いところですね。

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