《ペア読書記録》サピエンス全史 上巻
「サピエンス全史を読んでいる前提」の会話に2度ほど遭遇し、いい加減読まないとな〜と思って企画したペア読書。
今回は石坂達さんにご協力いただきました。ありがとうございます!
※注意
自分の記録と、誰かの読書のきっかけのために書きます。
流し読みのため、「本文の引用」と「自分達の解釈」を書き分けられていません。
参照するときは、本文でご確認くださいませ〜。
では、ペア読書の内容を。
●本文概要
・ホモ・サピセンスがなぜ繁栄したのかという問いについて、農業革命や現代の文化に至るまで順を追って説明している。
・「虚構」がキーワード。
●読後感想
・認知革命、農業革命、科学革命で3分割した視点は面白い。
・『銃・病原菌・鉄』と『悲しき熱帯』の内容と自分の前提知識が混ざるので、もう一度読み直したい。
・わからないことを「わからない」と言い切っているのは好感が持てる。
●議論
・結局何が言いたいのか
→下巻のあとがきも目を通したが、どういうパッションを持って書いたのか伝わって来なかった。提言みたいなものはあるのか?
→これは過去を筆者なりに解釈したもので、
そういう意味では筆者の書きたいことはp.9-p.11の歴史年表に要約されている。
・狩猟採集から農耕へ、ある種”不合理的”な変化
→農耕は実際には重労働で、狩猟採集より楽とは必ずしも言い切れない。「楽できるんじゃないか」という虚構の下、非合理的な方向へ進んでいるというのか面白い。
現代も、パソコンが出てきて労働時間が減っているかというとそうとも限らない。
・「彼ら」が「私たち」になるとき
→この表現だけ見ると、地方創生文脈っぽく見えて面白い。
→武力による従属以外のストーリーはどんなものがあるか?
→文化の輸出で知らず知らずのうちに…という場合もある。
30代は親世代以前からの影響で「西洋のモノは良いもの」というイメージがすりこまれている。
●ペア読書後 所感
・一度挫折した本も、ペアで取り組むと逃げ場がなくて読みやすい。
・「サピエンス全史」の下巻を読むのが楽しみになった。
下巻もペア読書予定です。
読み終えたら記録として記事にしますね。
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