見出し画像

モブサイコ100がめっちゃ面白いという話

モブサイコ100がめっちゃ面白かったです。

あらすじ公式サイトより)
“何かが「100」になったとき、爆発する少年モブ。
外見はいたって普通ーというよりむしろ地味。場の空気を読むのが苦手な彼は、実は強力な超能力の持ち主だった。
そんな彼の能力に目をつけ、次々と現れるニセ霊能力者に宗教団体、不良番長、謎の秘密組織・・・。
フツーの青春を願うモブに、平穏な日は訪れるのか?”

以下ネタバレを避けて書いたつもりですが、読んでから視聴すると解釈が偏ってしまうかもしれないので、興味ある人はぜひ先に視聴してください!!

漫画も面白いですが、声優さんの熱演と戦闘シーンが映えるアニメからの視聴がオススメです。3話!3話までは頑張って見て!そこからノンストップで面白くなります。
私はNetflixで見ました。

主人公は中学生だけど、大人にもオススメ。少年漫画の「定番バトルインフレ展開」を以外な展開でちゃぶ台返ししてくれます。

1話だけ読むとドタバタギャグですが、本質はそこにあらず。

では、推しポイントを書いていきます!


推しポイント1.対比が素晴らしい

1−1.大人と子ども

モブ「こんな大人になりたくないなぁ」
大人と子どもの対比は、作品の要素としてところどころに現れています。
かっこいい大人がめちゃくちゃかっこいい。
「霊とか相談所」に来る客や世界征服をたくらむ組織など、様々な成長の仕方をした大人たちと関わりながらモブは成長していきます。

霊幻「大人に任せとけ!」
少年少女が主人公の物語って、
見方によっては大人の課題を子どもに丸投げしているようなものが少なくありません。
その点モブは、モブを成長途中の子どもとして扱ってくれる大人が描かれています。それが霊幻師匠です。

霊幻師匠は「大人」を体現したキャラとして描かれています。
聖人君主じゃなくて、駄目なところもある。でも、しっかり地に足がついている。
アニメⅠ期の説教シーンは私も正座しそうになりました。師匠かっこいい。

1−2.日常と非日常

日常と非日常のバランスと、切り替えのタイミングが絶妙です。
モブサイコは日常の気づきが非日常の戦闘シーンで生かされたり、非日常の出来事が日常で生かされたりと、どちらもモブを構成する出来事として描かれています。いわゆる「日常パート」は、バトル漫画だと戦闘と戦闘のつなぎだったり、巻末おまけ漫画扱いだったりしますが…。

1−3.持つものと持たざるもの

作品では超能力について持つものと持たざるものの対比が描かれています。
モブは超強力な超能力者ですが、それ故の苦悩があります。
現実世界でも、超能力を他の能力に置き換えると同じことが言えるなぁと。


推しポイントその2.アニメも漫画も素晴らしい

アニメは声優さんがどれもハマり役でテンポも良いです!オープニングのカオティックな感じがすごく好き。

漫画は独特な絵柄なので好みが分かれるところですが(私は原作絵もすきです)、是非とも完結する16巻まで読むことをオススメします。

16巻まで読むと、「モブサイコは16巻で1つの物語なんだなぁ」と痛感します。
アニメⅠ期もⅡ期も切りの良いところできれいに完結しているのですが、深追いして損はなしです。タイトル回収感はんぱないです。

推しポイントその3.成長と関わりの物語

漫画ではよく「名言」が出てきますが、モブサイコはあるキャラが言ったセリフを、他のキャラが別の場面で使うシーンがあります。

誰かの言葉や考え方が、他の誰かの血肉になっていく。

モブサイコでは主人公のモブだけでなく、友人たちや大人たちも関わり合いながら成長していきます。

おわりに

以上、激推し漫画・アニメ モブサイコ100 でした。
「次は何見よっかな〜」な人、是非見てみてくださいね!

この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?