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ノンセクだって恋がしたい! 2.確信


元カレさん、相当我慢したんだね、きっと

*このシリーズは、性に関する内容が含まれますので、苦手な方はご注意ください。
ノンセクとは、ノンセクシャル(非性愛)の略で、恋愛感情はあるものの、「他者に対して性的欲求を抱かない」方々のことを指す。


次の彼氏が出来たのは、前回の彼と別れた2年後のこと。大学生にもなると、彼氏・彼女持ちの子が周りに増えてくる。この時は、自分が至って普通と思っていた私も当然羨ましくなり、「彼氏欲しいー!」と思ってはいたものの、思うだけで特に積極的に行動することはありませんでした。そんなある日、有難いことに同じ大学の男友達から告白されました。彼のことは勝手に親友のように思っていましたが、そんな彼が真剣に想いを伝えてくれたので、向き合ってみようと思い、交際がスタートしました。私が大学の近くで一人暮らしをしていたため、付き合ってまもなく、初デート(?)は私の部屋にお泊まりになったのです。(前話を読んでくださった方は分かるかと思いますが、学習能力が無い…。)
ついこの間まで友達だったので、恋人になったからといってすぐにそういう雰囲気にはならないだろうと思っていました。ですが、そんな考えは甘かったのです。ここで私は彼を全力で拒否してしまいます。そして、とある告白もしました。

実はまだ最後まではシたことがない。」

と。そうなのです。前回は約2年もお付き合いしていたのに、どうしても最後までするのは気持ちが悪く「高校卒業したらね~」なんて流し続けていたのです。それを聞いた彼は、冒頭の言葉を口にしたのです。「元カレさんは相当我慢していたんだろうね」と。これを聞いて「???」となりました。

あれ?私も気持ち悪いの我慢してたんだけどな?

信頼している女友達にも、夜の雰囲気が気持ち悪いといったニュアンスで話してみたところ、「それは彼に絶対言わない方が良いよ」と言われました。この辺でだんだんと自分が普通じゃないのでは…と思い始めましたが、性的なことを除けば楽しく恋愛出来ていたので、特に重く気にしていませんでした。彼のことは友達の時から信頼していたので、「もしかしたらこの人となら大丈夫かも」と思うこともありましたが、その都度嫌悪が沸き上がりました。その後3,4か月で別の理由で彼とはお別れしましたが、彼とのお付き合いで「きっと自分は性的なものが苦手なのだ」と確信しました。「愛が無くても良いから、せめてお金持ちと結婚したい〜」とか思うようになってましたね(笑)

歴代彼氏さんたちは無理やり最後までしてくることは無かったので、その点は有難かったなと。今思えば、申し訳無かったなという気持ちもあるけれど、当時の私は自分の気持ちと向き合うので手一杯でしたね…。
さて、苦手意識を確信してしまった私は、忙しいのも相まって、恋愛を遠ざけるようになりました。そしてその後、海外行きが決まり、さらに恋愛とは無縁の生活に。この海外行きがノンセク自認のきっかけとなるのですが、この続きはまた次回!


ありさん

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