心とあたま

好きな人ができた。
その人のためにたくさん稼がなきゃ!と昇格試験を受けるも開花せず、このままではだめだと転職を試み、結果として先方は是非にと言ってくれた。
でも収入は上がらないっぽい(むしろ下がる)ので多分辞退する。がっかりすべきところなのに、胸のつかえが取れて心が軽くなってる自分がいる。新しい環境に馴染むのって大変だしね。それにしても、久々の解放感と安心感。
結局、「稼がなきゃ!」「恋のおかげで野心が出てきて、いい感じじゃん!」と捲し立てていたのは頭で、心はそうじゃなかったんだと気付いた。私はただ平穏に生きていきたいんだ。お金はあとから何とかなるし、お金がないと一緒にいてくれない恋人はいらない。

スピリチュアルが好きで結構それ系のユーチューバーさんとか見るけど、頭よりも心だよ、というのは色んな話に共通してる。
顕在意識は1割、潜在意識は9割っていうのは脳科学や精神医療の分野でも証明されてるから、今回の私の転職騒ぎも頭ありきだったんだろう。まったく、人騒がせな話。たったの1割が、分かりやすくて強い権力を持ってるばっかりに。

そんなことを考えてたら、この数字ってフランス革命が起きた時代のヒエラルキー構造に似てるなって思った。
第一身分と第二身分の聖職者と貴族、つまり特権階級が1割。
納税を担う第三身分である平民が9割。
9割を1割が押さえ込めてしまえるということと、9割が結局は正しかった、という点がすごくそっくりだと思うのです。
正しさなんて時代によって変わるし、2022年の基準で18世紀後半のフランス社会をみて「平民が正しかったよねー」とはいえないけど(平民に協力する貴族や聖職者もいたし)。
不思議だね。
お腹が空いたので、アイス取ってきます。

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