子どもにレッスンを楽しんでもらうには
人間は、好きなこと・やりたいことは、自らやるということを紹介した前回の続き。
では、具体的にはどのようなレッスンがよいのでしょうか。
私が、いいなと共感した本があります。
たくさんの子ども向け教材も出版されている
呉 暁先生の「練習しないで上達する」
タイトルを見た時はドキッとしました。
今まで練習!練習!の人生だったのですから。
結論を言うと、もちろん練習はします。
しかし、子どもが嫌がらない、むしろやりたがるような内容で練習します。
私の子どもの生徒さんでも、
「トトロが弾きたい」など
やってみたい・弾いてみたい曲がある子がいます。
そんな時は、今しているテキストに加えて、好きな曲もどんどん弾いていったらいいと思います。
その子が好きな曲が弾けた楽しさを知って、練習するキッカケになるかもしれません。
「上達するためにやらなければいけない曲」
そんなことばかり強要してしまわないように。
好きなこと・やりたいことをやりなさい。
ピアノに限ったことではない、教育の上で大切なことを教えてくれる1冊でした。