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成田と佐原の旅

こんにちは!渡豪まであと33日。
今日は有給を取り、成田と佐原に行ってきました。

本当は佐原だけの予定でしたが、成田線への乗り換え時間が1時間近くあったため、成田の街も歩いてみました。

成田山新勝寺

本殿に行くまでの時間はなかったので、参道だけ歩きました。
成田駅前から始まり、アップダウンのある約800m参道には、150もののお店が立ち並び、道行く人を楽しませてくれました。
特に多いのは鰻屋さん。成田駅にも、もうすぐうなぎまつりがあるとの看板が出ていました(2022年は7月15日から8月28日まで)。

成田山エリアから4、5km離れた地域にある印旛沼では自然の恵みの宝庫とされ、川魚が多く取れていたそうです。特に栄養価の高いうなぎは人気があり、成田の食文化として根付きました。今は養殖がメインとなりましたが、そういった背景から今でも成田の鰻は有名と言われるとのことです。

他にも今どきなかき氷屋さんや、千葉らしく落花生を多く扱ったお店もあり、とても楽しむ事ができました。

香取市佐原伝統的建造物群保存地区

場所を変えて佐原へ。成田駅からおよそ30分、佐原駅から歩くこと10分です。
関東で行っておきたい観光地にも挙げられる地域である佐原は、「北総の小江戸」とも呼ばれ、小野川沿いに築100年を超える建物が連なっています。

佐原の街並み。舟で川下りもできます。

江戸時代、佐原は商業の街として栄えました。佐原の町並みは小野川に沿って並んでいますが、この小野川は利根川の支流でもあるため、舟運により江戸からの物資が集まる土地だったそうです。
そのため、江戸に劣らないほどの栄えた街であることを示すためか、「お江戸見たけりゃ佐原へござれ 佐原本町江戸まさり(江戸を見たければ佐原においでよ)」といった戯唄まで生まれたそうです。

並んでいるお店は佃煮屋、本屋、呉服屋、飲食店と生活に関わるお店が多いです。調べたところによると、その多くが今も営業をしていることから「生きている町並み」とも称されます。
(調べたところによると、と書いたのは、先ほど訪れたときは半分以上のお店が閉まっていたためです。コロナの影響で一時的に閉めているのか、閉店してしまったのか判断がつきませんでした)

また、お店の並びに伊能忠敬の旧宅もありました。伊能忠敬は初めて実測による日本地図を完成させたことで有名ですが、それは50歳を過ぎてからの話だそうです。佐原の地にゆかりができたのは、17歳の時に佐原で酒造を営んでいた伊能家に婿入りをしたときのことで、それから約30年に渡り酒造、醤油業を営んでいました。

伊能忠敬旧宅。店舗も含まれている。

今回、日本の歴史を感じられる街を歩くことで、はるか昔に思いを馳せ、のんびりと過ごすことができました。事前にあまり調べることはできなかったものの、Noteを書きながら新たに知ったことや気づいたこともあり、大切な経験になりました。
身近なことであっても、まだまだ知らないことはたくさんあるので、毎日継続して学びたいなと思います。

参考:香取市ホームページ「伊能忠敬とは」 Link

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