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「甘えられない」それって本当?

「人に甘えられない」って言う人がいますね。
その中には本当に甘えることや頼ることが苦手な人と、自分は甘えられない人間だと勘違いしている人がいると思うのです。
考えてみた結果、わたしは後者だと判明しました。

①言葉を構築するのが遅め

たとえばお母さんに「ケーキ食べる?」と言われたとします。
真っ赤なイチゴが乗ったショートケーキが、白いお皿に置かれています。
うわあ、おいしそう…
イチゴの赤とクリームの白がキラキラしてて…
「たべる!」
と言おうとしたそのとき
「おいしそう!たべる!」
と隣から声が。
「はい、どうぞ」
わたしが食べたいと言うより先に、あの子の目の前に置かれるショートケーキ。
ここで自分も食べたいと言ったら、お母さんは困ったように「一つしかないからジャンケンね」と言い、あの子は「えー」って眉をひそめる。そして「食べたい」と思う気持ちは同じのはずなのに、わたしだけワガママな子だと思われる。
そこまで考えて口をつぐむ。
「ケーキいらなかった?」
お母さんに聞かれてわたしは答える。
「うん、お腹いっぱいだったの!」

長女でしょうか?いいえ、次女です。

②自分にとって甘えられない相手

たとえば国語の教科書を忘れたとき。
隣の席の山田くんは、いつも右隣の佐藤さんに教科書を見せているから、見せてもらえないだろうな…
だから他クラスから借りなきゃ。
えーっと、3組は次体育だから体育館行っちゃったし…
えーっと、4組は今日国語の授業無いし…
どうしよう!!ピンチ!!
みたいなとき本当に心が死にます。
山田くん、絶対佐藤さんのこと好きじゃん。だから責めないでおく。でもこんな日はムカムカもしてしまうよ…教科書忘れたわたしが悪いけど!けど!なんで山田の隣なんだ自分…そして佐藤さんいい加減教科書持ってきなよ…
※山田くんも佐藤さんも架空の人物です。

ということで、自分はしかるべきときにしかるべき相手には甘えられるんです。
「わたしは甘えられない人間…」って自己嫌悪に陥っていたけれど、じっくり考えてみたらそんなことなかったとわかりました。
こんなふうに、自分について誤解していることがまだまだあるはず。これからも一歩ずつ、自分と向き合っていくぞー!

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