【それは新しい行動変容と価値をもたらすか】日々の掃き溜めNo.131


コンサルの濱口秀司さんは、新しいアイデアを思いついたとき、それが「ユーザーにとって新しい行動変容を起こすか」と、「新しい価値をもたらすか」をチェックするそうです。

具体的には、縦軸に「既存の行動-新しい行動」、横軸に「既存の価値-新しい価値」をとり4象限を作って、どの領域に当てはまるかを見極めるそうです。

例えば、Amazonのワンクリック注文。商品を注文できるという価値は変わりませんが、いままで商品をカゴに入れて・・・とやっていたのをワンクリックで注文できるようにしました。これは、新しい行動変容を起こした事例。

例えば、4Kテレビ。テレビをみるという行動に変化はありませんが、画質が飛躍的に良くなりました。これは、新しい価値をもたらした事例。

例えば、iPhone。今までボタン入力だったものをタッチ入力にし、さらにさまざまなアプリケーションを通して音楽が聴けたり映画が見れたりできるようになりました。これは、新しい行動変容と価値を同時にもたらした事例。

例えば、ポケモンGo。家の中から家の外への行動変容、一人の暇つぶしから親しい人とのコミュニケーションツールへの価値変容。これも新しい行動変容と価値を同時にもたらした事例だと思います。


多くの場合、新しい行動変容を生み出すと、連動して新しい価値が生まれることが多いです。

何か新しいアイデアやサービスを思いついたとき、「既存の行動-新しい行動」、「既存の価値-新しい価値」の4象限に当てはめてみると、どれくらいのインパクトを市場に与えられるかが測れるかもしれません。

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本日も読んでいただきありがとうございます。

では!

西川恭平


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