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サイゼリヤの料理は高くてまずい!?

 先週、ようやくサイゼリヤ正垣会長の本を手に入れました。(発売当初は社員がこぞって購入していたのか?全然買えませんでした)彼は今でも「サイゼリヤの食事は高くてまずい」と言い続けています。これは一見するとネガティブな評価のように聞こえますが、実際にはサイゼリヤの創業者・正垣会長が掲げる重要な哲学を表しています。この言葉には、自己評価を常に厳しくし、改善を続けるという強い意志が込められています。私たちもこの姿勢を見習うべきであると考えています。

サイゼリヤの代表的なメニュー、ミラノ風ドリアは300円、赤ワインは100円(共に税込み)という驚異的な価格です。この圧倒的な安さにもかかわらず、美味しくて安全な食事を提供しています。個々の好みはあるかもしれませんが、私は大好きです。



正垣会長は、究極的には無料で美味しい食事を世界中の人に提供したいと言っています。この目標を追求するために、常に高い基準を設け、それに向けて努力し続けています。

「サイゼリヤの食事は高くてまずい」と言い続けることで、自らの欠点が見えてくると正垣会長は言います。私たちも自分自身の仕事を厳しく評価し、まだまだ改善の余地があることを認識すべきです。欠点から目をそらさず、改良を続けることが大切です。さほど美味しくないものを安くすることは比較的容易ですが、既に何度も値下げしてきた商品をさらに美味しく、かつ安くするのは非常に難しい課題です。しかし、これこそが本当にお客様から評価される仕事になると正垣会長は言います。

私たちにとって、お客様が最も喜ぶことは何でしょうか?その答えは、高い品質と速さの両立にあります。私たちは全ての工程に真剣に向き合い、品質の向上と無駄の削減に取り組む必要があります。

また、企業理念についてですが、正垣会長の言葉を借りれば、企業理念は「ロマンとビジョン」です。私も若いころは楽をして儲けることばかり考えていましたが、それでは自己中心的な罠に陥ります。私利私欲ではないロマン(企業理念)を自分の向かう方向として捉えることで、チームワークを良くしてお互いに良い仕事ができるようになるのだと思います。そして私たちの大切にする価値観にあるように働く仲間も笑顔にすることができるのだと思います。

私たちも、サイゼリヤの取り組みから多くを学び、自分たちの仕事に生かしていきましょう。品質と速さの両立を追求し、欠点から目をそらさず改善を続けることで、お客様に最高のサービスを提供できるよう努めていきましょう。

以上

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