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盲ろう者の田畑さんとなにかの本を作ろうと思っている件 その11

これまでのお話はこちらで。


2020年12月22日、神奈川盲ろう者ゆりの会の学習会に参加しました。この日の午後はずっとZoomで大学の授業をしていたので、開始時間ギリギリの到着に。田畑さんとは一階の入り口で待ち合わせ。
会場の会議室に入ると、20人くらいのかたがいらしていました。うち、盲ろうのかたが5人。高齢の方も若い方もいらっしゃいました。聴者のかたはご家族だったり手話通訳士を目指している若者だったり、様々。当事者やそのご家族みんなで作って活動している会なんですね。
盲ろうの会員さんに、二人ずつ手話通訳の方がつきます。この日の参加者は触手話か接近手話で会話するかたでした。なので、離れたところから一人の方の手話をみんなで見るということができないので、ある人が手話で話しているのをボランティアさんが見て、それを目の前にいる方に触手話や接近手話で伝える。または、ボランティアが手話を読み取って口話で伝え、その言葉を聞いたボランティアが、触手話に直して伝言ゲームのように目の前の人に伝える、という形でした。
盲ろうの会員さんが手話で司会進行していきます。みんな、なにかの役割を持っているようでした。

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この日はクリスマス会も兼ねていて、黒板がきれいに飾り付けされていたので写真を撮ったのですが……、後日、スマホの写真データがわたしのミスで全部消えてしまいました。2020年9月中旬から2021年1月中旬の田畑さんとのLINEのやりとりも消えてしまいました……!! バックアップとってなかったああああ。

前半は、あいさつ、諸連絡、会の議題など。後半はクリスマス会としてクイズ大会がありました。クイズはかなり難しい問題でした。

わたしはまだ、自分の名前を指文字で伝えるのがやっと。50音も怪しく、他の人の指文字を読み取るところまでできていませんでしたが、ゆりの会の会長さんとあいさつをすることになり……どこに住んでいるのかという質問に答える手話が通じず(DVDに載っていた手話が通じなかった。同じ言葉を表す手話がいくつもあって、地域やコミュニティーによって通じたり通じなかったりするようです)、最寄り駅名を答える練習まではしてなかったので、その指文字がわからず、おたおたしていたら、会長さんがてのひらに文字を書いて、というジェスチャー。手のひらに指で文字を書く。シンプルなコミュニケーション方法ですが、あたふたしていたわたしはそこで猛烈な緊張状態になりました。わたし書字障害の二次障害で人前で字を書くような場面で非常に緊張するのです。緊張するとひらがなも間違えるんです。あせって会長さんの手のひらに漢字を書いてしまい、わからないと言われてしまいました。会長さんは手話をしながら小さく声をだせる方でした(それをなんて言うのかわからない)。だ、だれか手話通訳の人助けてくださいということで、近くにいるかたに助けを求め、伝えてもらいました。失礼しました。

その後、皆さんの前で自己紹介をする時間があったので、覚えてきた手話で自己紹介をしました。覚えてない部分は口頭でいい、手話通訳していただきました。どうぞよろしくおねがいします……。またお邪魔させていただきます。(1-3月まで学習会は中止になりました)

人見知りなので、初めての場ではふつうの会話もなかなかできません。
学習会と手話に慣れたら、みなさんとお話ししてみたいと思います。

初参加なのに、くじ引きでクリスマスプレゼントをいただいてしまいました。でもそれが、なぜか、高島屋のカレンダー。うちは夫の趣味と仕事でどこもかしこも天文カレンダーだらけなので、申し訳ない。



支えられたい……。m(_ _)m