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本棚:『シャルロットの憂鬱』

イラストに惹かれて手に取りました。
二度目の不妊治療に失敗して泣きはらすわたしに、夫の浩輔が提案したのは、犬を飼うこと。愛犬家の叔父の紹介で出会ったのは元警察犬のジャーマンシェパードの雌犬、シャルロット。元警察犬だけあって、躾の心配もなく、おおむねいい子で、ときどき悪い子。短編集でして、犬と一緒に暮らすっていいんだろうなぁ~と思いながら読みました。
犬派か猫派かと聞かれれば、わたしは猫派です。理由は、わたしが子どもの頃にはまだ野良犬がいて、学校からの帰り道で遭遇したとき怖かったから。野良猫の場合は、向こうがサッと逃げますが、野良犬の場合はこちらに近づいてくるので、噛まれたらどうしよう…と怖くて。また、親戚の家で猫を飼っているところがあったので、猫は可愛くて、こちらが悪いことをしなければ、引っ掛かれることはないと分かっていたように思います。
昔は怖かった犬、特に大きな犬ですが、お行儀よくご主人と散歩している大型犬を見かけると、「あぁ、モフモフさせてほしい~」と思います。子どもの頃は小型犬の方が可愛いと思っていたけれど、いつの間にか、大きなモフモフの子を見かけると、キュンとなります。やんちゃな子だと大変かもしれませんが、シャルロットは元警察犬だけあって賢くて、優しい子。猫派だけれど、大型犬と暮らすのもいいんだろうなぁとちょっと鞍替えしそうになりました。犬派の人は読んだら「わかる!わかる!」となるのかな。


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