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本棚:『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 巡る季節のミネストローネ』

オフィス街の細い路地にある4階建ての古びた建物の1階部分にある「スープ屋しずく」は、その名の通り、スープ専門のレストラン。昼と夜だけでなく、秘密の営業時間があり、それは朝6時半からの2時間で、朝ごはんを提供しています。その朝の「スープ屋しずく」の常連客である奥谷理恵は、店主へ密かに想いを寄せているのですが…。

シリーズ第8弾。いつ頃から読み始めたのか覚えていませんが、なんというか、「うぅ、まだかぁ~」「じれったいなぁ」と毎回思っておりましたが、今作で遂に…。でも、物語の中での時間軸では2年ぐらいだったのか。別の作家さんのお話ですが、『弁当屋さんのおもてなし』では、二人の進展が早かったのになぁ~と、勝手に比較したりしてました。まぁ、登場人物の抱えているものとか違いますから、同じようにはいかないでしょうが。
「今作で遂に!」ということは、シリーズ完結なのかなぁ、どうなのかなぁ。

本作では、しいたけアレルギーのことが出てきましたが、知りませんでした。今はアレルギーはなく(ついでに花粉症でもない)、食べ物で困ることはないのですが、子どもの頃の一時期、蕁麻疹がよくでたことがありました。ちゃんと検査したわけではないので原因はわかりませんが、その当時、流行っていたティラミスを食べた後にも蕁麻疹がでたので、その後、何年かぶりでティラミスを食べたときは、「もしや?」とちょっとドキッとしました。ちなみに子どもの頃に食べたのはスーパーで売ってた安いもので、何年か後に食べたのはお店のものだったので、きっと使っている素材が違うだろうから大丈夫!と心の中で言い聞かせてましたが。
アレルギーは、アレルギーがない人にとっては身近にいなければ配慮するのは難しいですが、本人にとっては一大事だったりすることもあると思うので、食に関する対応って難しいなぁ。


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